第95話 裏切り者に沙汰を下す

さーてとテーンは貴族と会議、牢に行って裏切り者の事情聴取をしようか?


「そうですね、金板が何故あんなにあるのか不思議です」


今まで誤魔化した分では無いのかな?


「それでも膨大な量ですよ、先程分けた分だけでも、今までの国家予算の10倍で100年分位です!」チリル賢い。


昨日騎士団長が、事情聴取した結果はなんだって!


「自分達で貯めたものだから返せと言ってます」


そんなに貯まるものか? それなら王族がパン1つは無いだろー。


「やはり拷問しますか?」


とりあえず牢に行こう。


下に降りて牢に行く、牢番に鍵を開けさせる。


「こちらの牢が今回の収容者達です」ぺこり。


「王様私は騙されて、反乱の片棒を担がされたのです。反乱の意思はありません」


そうかなら金板を隠し持っていた、税収と合わないが?


「それは・・・・・」


言えないのは反乱に積極的に参加したからだろう!


「本当に反乱の意思はありません、あの金は預かったのです、元王の三男から、各自預かるように!」


本当か、なら隠し財産として俺が貰うが良いよな!」


「それは困ります、返さないといけないので、返してください」


誰に返す?なんかおかしいな、三男は逃げたぞ!


「ですので、返さないとだめなんで」


もう一度だけ聞く、誰に返すのだオイ!


「ペニンとガランです、三男はこの国を売ったのです。土地と民の奴隷権を2カ国に、金を返さないと2カ国の騎士団が、攻めてくるのです」


はーあ、この国を売ったヘキニ王国を?!


「そうです、その代金です、返さないと騎士団が来ます」


2度3度言うなうるさい、なら俺の国は関係無いな!


「何故ここに敵の騎士団が攻めてくるのですよ」


ここはニホンエン王国ヘキニ王国は滅んだ! お前達の売った代金はヘキニの土地に落ちてた物だ、名前を書いていないそれを拾っただけ。他の国に返す理由は無い。あるのはお前たちだけだ! 貰ったのは死んだ3貴族と生きている三男と5貴族だし、もし返還しろときたらお前達を渡すよ、上手く返済しつくれ。


テーン宰相に伝達、ペニンに行った三男は要らない奴の国は無くなった!


「分かりました、伝達してきます」牢番Aが走る。


相手国から使者が来たらこの者達の死体を渡せ、死人に口無しだ!


コイツらの食事はパン1個と水で十分だ牢番B。


「分かりました。そうします」ぺこり。


さて上に行ってお茶でも飲もう。



俺達は、自分の建物に帰って行くが、メイド達に捕まる。


「王様下着の布足りません、いっぱい下さい」


君達は俺の周りの者では無いな?


「どこの者達だ」チリル怒。


「あゝ王様すいません、この子達が止めてしまって」


メイド総長が、飛んで来る。


「だって総長も可愛い下着してたし、ピンクのメイド洋服も可愛いし」


「そうです、私たちにも分けて下さい」ぺこり。


「あなた達仕事に戻りなさい、早く」


「王様布下さい」手を結び拝まれる。


ハンカチは無いな、タオルでふんどしならいくらか出すぞ!


「ふんどして、どんな下着ですか?」


後でメイド総長に見せてもらえ、その生地なら出すよ。


「そんなの女の子同士でも見せられないです!」


頑張れメイド総長、夜待ってるぞ!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「あれ美味しそうだな」


「でも分けて貰えるかな?」


「取り敢えず聞いてみようか?」


2人は戦う一団の方に行く。


「苦戦してます、参加したら分け前くれます」


「誰だお前たち?」


「倒したら分け前下さい」


「倒せたなら分けるよ、我々は苦戦している!」


「それならメーミ石投げて」


「あいよ、それ」


プシュ、石があたまを突き抜ける。


ドーン、猪が倒れた。


「ハハハメーミすごい」


体固まる一団。


「よし夕飯出来た、肉少し分けて貰おう」









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る