第96話 次は

「報告に来ました」


俺たちはお茶休息中。


「領地の配置を終え貴族達は、まず自分の領地に戻り新たに騎士隊を編成し、各自新領地に向かいます、家族も一緒です」


テーンにも支度金、金板50枚上げる!


「そんなに貰っても使い道ありませんよ」


王都に家買ったり、使用人雇ったり色々あるだろー。


「私は王都に屋敷有りますし、使用人も領地から呼び寄せますし、うーんなら領地に残るアイツに渡そう」


なんだ側室か?!


「シー、妻に聞かれたら殺されます、私は王と違い妻一筋です」


そうなんだ、俺と何が違うか話し合いしようよ!


「その話は奥様方の前なら可能ですよ」


わかった、それよりも今回の金板の出所を、牢に行って聞いて来た!


「私も報告受けました、それでどうしますか?!」


ウン、現状は待ち、貴族達の配置急がせろ空き家は狙われる、騎士団を早急に派遣しろ!


「分かりました、王都の守りはどうしますか?」


警察庁で十分だよ、兎に角相手の出方待ちだ!


それと魔法魔道具ギルドと、製造ギルド長を呼んでくれ。


「魔道具と宝飾品の鑑定ですか?」


違う洗濯機の製作だ、洗濯が出来んので布ばかり取られる。


「何か特別な布だとか、メイドが言っておりましたよ」


単なるハンカチ切った物なんだけどな? 布な〜、ここにはワタを出す植物や糸を吐く虫はいないか?


「私は分かりませんが、その道の者も連れて来ますよ」


よろしく、テーン宰相は出て行く。


さーてお茶のづつき。


「旦那様あの生地は、中々増やせないのですか?」


ハンカチのコピーだけなら魔力の量で2000枚ぐらい出せるが、それやって危険がある時に魔法が出来ないと困るからやらない!


「穴の空いてる下着は、どうですか?」


それこそ生地が良すぎて取り合いになる、前を縫えば避妊魔法も解けて、普通の下着だ(この世界に無い生地だからな)。


「鶴ちゃん何だって」何で鶴いるの?


「この世界にない生地だそうです」


鶴は何故入れるの?


「ほらここに私の名前」


見るとエイルの名前が、マジックで書いてある。


「私が許可しました、メイドも鑑定して入れてますよ!」


それなら仕方ないな、変なのは入れるなよ! 特にさっきのクレクレメイド見たいのは!


それと鶴、綿花と蚕お前の所にいないか?


「有りますし、いますよ」


そうか、ならそれを増やそう、頭領達に言って増やす工夫してくれ?


「それなら責任者を呼んできます」


鶴は出て行った!


まあ色々あるが、俺は倉庫に居るよ。連絡係はチリル達で下で待機! 残りは掃除と下着作りかな!


倉庫に来ると5人のメイドが、床に座って下着作り。


お尻冷えるよ、机と椅子を出してやる。


ここに座って、やってくれ、腰を冷やすと将来子を産めなくなる。


暖かくして、縫い物する様に!


聞くがゴムという物ないかな?


「聞いた事有りません、なんですか」


何かについていた輪ゴムを見せる。


「わー伸びたり縮んだり、これを何に使います?」


腰のところに入れると紐がなくていいんだ。


重ねて引っ張って見せる。


紐の部分に縫い付けて、エイル履いてみて!


エイルが履いて見せる。


「これはいちいち紐を、外さず便利ですね」


「エイル様王様を殴らないと! また人前で下着履かせましたよ」


「はっ」パチーン殴られた。


「エイルが単純なのが悪いのよ」


「旦那様の誘導ね」


「旦那様私ならいつでも良いと言ってるのにプンプン」


取り敢えず次はトイレだな!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「お前達凄いな、助けてくれてありがとう」


「良いのよ、それよりも肉分けてね」


「おう今解体する、血抜きするから待っていろ」


穴を堀木に吊るして血抜きしている。


後ろから馬車がくる。


「無事終わったメーミ」


「終わったよ、怪我人居るから直してあげて」


「分かったエリアヒール」


光の渦が放たれる。


「何だあったかい」


「血が止まった」


「きぃ傷が塞がった」


「治った」


男たちがユーコンを見る。


「「「「「聖女様」」」」」


ユーコンを拝んでいる。


「おかしいな性魔法なのに、治るなんてね」


「異世界だからハハハ」


肉を分けてもらった一行は、さらにユーグランに近づく!








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