第93話 騎士団と宰相が帰ってきた

昼飯食べて午後!


王座の間を片付けて、騎士団と宰相を待つ。


扉が開いて大勢の人達が入ってくる。


「王様ただいま帰りました」膝をつき挨拶。


「王様無事平定してきました」宰相。


お帰り、報告は明日か?


「イエとらえた者は外にいます、ほとんどの者が前前王の弟の指示だと、まあ兄弟での争いです」


「前王の弟三男です、前王が宰相から王位と成りましたので、本来なら自分が成っていた汚い策略で王座を奪ったとの事」


そうかその男は捕まえてあるのか?


「逃げました、隣国ペニン王国に向かったと!」


そうかそれなら、そのペニン王国に罪人の返還を求めよ、そしてこの国の名はニホンエン王国と改名して申し込め!


この世界に地球の人が転生していれば気がついて寄ってくるかも! でも外国の人は無理かな(ジャパンランドのが来るかな!)。


「鶴ちゃんなんだって?」


「ジャパンランドて名を言ってます」


「私は、そっちの方がいいかな!」


「え〜ニホンエンで決まりですよ」


「マーサー王国じゃ無いの?」


「ユーナの愛の国で決まり!」


「「「「却下」」」」


5人の貴族が縄に繋がれて、入ってくる。


「この者達が帝国と組み、王国転覆を目論んだ者達です」


うわー恨めしそうな目つき。


「我々は関係ないすぐ縄を解け」


「「そうだ」」


「関係ないぞ」


コイツらの家族は捕まえたか?


「下に居ますが連れてきますか?」


まずコイツらの妻を1人づつ連れて来い! この場で美味しいものを食べさせる、中々食えんぞ!


「おいアレか」


「俺はいやだーなー」


何人か味を知っている奴がいるな。


1人目の婦人が入ってくる。


「何故私が捕まっているの、解放しなさい!」


まあまあ、この粉を食べたい?


「何を言ってるの、まあ食べたくは無いわね」


少し割り箸につける、鼻と口押さえとけ。


「グクえー」のたうち回る婦人、少しして痙攣している。


次呼んで来て、また年配のご婦人。


「私の縄を解け、平民のくせに膝を付け」


もれなく美味しい粉をあげよう。


割り箸に少し付けて、口に入れる。


「ゲーゲゲ」またのたうち回るご婦人。


それでは3人目。


「待ってくれ知っている事は話す、これ以上家族に危害はくれないでくれ」ぺこり


早々早く喋らないとね、騎士団長全員牢に入れて事情聴取。


それとテーン宰相残って、残った貴族の方達明日朝門前に集合。


「王様、無事鎮圧終わりました、奴らの財産も押さえてあります」


俺はテーンのクビに剣を向ける。


「何かありましたか?」


正直に答えろ、お前の領地の税は何故10年同じなんだ?!


「それはユーグラン王国との小競り合いで田畑の被害が有り、その戦費を賄うと中々税を多く払えません、特産品も無いです」


ユーグランの貴族はアイツらか、もうこの世に居ないがな。


そうか疑って悪かった、すまん。


「わかって頂きありがとうございます、そのおー剣を下ろして下さい」


いやーお前が俺を置いて、平定に行ったのは怒っているぞ!


「そんなー、奥様方に止められましたのに、私のせいでは無いですよ」


そうか、それなら許そうかなハハハ、刀を鞘に入れた。


なあテーン他の貴族も状況は同じか?


「王に付いてる貴族はどれも同じです。捕まったアイツらは、帝国とペニン王国との貿易で結構溜め込んで増した、外に置いて騎士団で監視してます」


どう言う風に稼いでいたのだろー?


「帝国には食糧と魔道具、ペニンには食糧でしょう!」


ならこの国の民は十分な食糧を食べてないのか?


「恐らく我が領地もそうですが、少ないと思います。そして前王の三男から、ここ王城に集まる物資を掠め取っていたんでしょう、チリル様ご姉妹も大変だったです!」


そうなのチリル?!


「まあ1日1食です、パンとスープですね」


だから胸が膨らまないのか?


「旦那様、それ完全にアウト」


「女性の敵よ、女性騎士団集まれ!」


「警察庁長官、旦那様を逮捕して」


「チリル達許可します! 旦那様を殴りなさい」


「まあまあ今は美味しい物食べてるから、その内膨らむわよ!」


「「「「こらーユーナ」」」」


「反省してます」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


森や平原を走る馬車。


「村もまともな食糧無いな」


「油を手に入れただけマシかも」 


「何か動物出てこないかな?」


「皆さま魔物や魔獣は危険ですよ」


「肉が食べたいんだよ」


「前方に砂塵」


「誰か戦ってるみたいだな?」


「どうする行くか」


「危険なければ私達は馬車に居ます」


「ならユーコンとカールは一緒に居て」


「僕とメーミで行ってくる」


偵察に行くと、猪を巨大にした物と戦う一団が居る。


「どうなるかね?」


「もう少し様子みようよ!」



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