第89話 カレーとお風呂

挨拶も打ち合わせも終わったので、王座の部屋に戻る。


夕飯どうしようかな、帝国の料理人何してるのかな?誰か見て来て呼んで来てよ朝から会ってないから。


しばらくして扉が開く、料理長と料理人が現れる。


「王様お呼びですか?」


あゝ今日は1度も君達の料理を食べていなくてな、どうなってる?


「昨日いただいた料理を再現しようと、忍者の方々に貰った調味料

を使って作っていましたが、まだ王様に出せる物は出来ていません」


「我々はあの発酵調味料と言う物作っております。しかしこれは時間がかかるのと、米と麦を加工するのも一苦労です」


「失敗した料理は下の食堂で振る舞いまして、そこそこの評価を兵士や城内で働く者に受けましたが、王の振る舞った料理と比べるとまだまだで、王の口には入れられないと警察庁長官が言っております」


「ですので、もうしばらくお待ちください、あの料理を再現します」


分かった、仕事に励め、退場して良い!


料理長と料理人は退場した。


さて夕飯は何にしようかな?


「メイドも居ますので、鑑定してからお出しください」


前も出したカレーライスと氷水でどうだろう


「あれなら熱耐性と寒さ耐性なので大丈夫でしよー」


30個も出せば大丈夫だろー、キャンプ用品の椅子と机を人数分出してと、その上にカレーライスと氷水、スプーンを出して頂きますと?


「王様これは大丈夫でしょうか?」


ハハハその反応奥様達と同じ、大丈夫少し辛いが美味しいよ。


メリルも辛かったら、ご飯多めで食べてね。


何人かが、奥様達を見ていてスプーンで口に入れる。


「辛いでも美味しい」


「あゝ美味しい」


「辛いけど」


誰かが食べると隣が食べる。その後は無言で食べている。


メリルも大丈夫そうだな!


何故スプーンを咥えてこちらを見てる、興奮作用は無いはず?


「皆さん残っている物が欲しいんですよ」


そうか、喧嘩しないように分けて食べていいよ!


嬉しそうなメイド達、食べた食器はこちらに処分するから。


「それを洗うのが、私達の仕事ですが良いんですか?」


この食器は特別で一度しか使えないんだ、諦めてくれ。


集めた皿をBOXのゴミ箱に入れる、スプーンは洗って使ってくれ。


「この後は湯浴みですか、オケとお湯用意しますが?」


俺たちはあの青い布の下に湯船と魔道具がある大丈夫だ。


「「「「ええ〜魔道具のおふろー」」」」


「あゝ羨ましい、お風呂入り放題ですね」


君達はどうしてるお湯で身体を拭くだけか?


「はい2日に1度お湯で全身を拭いて後は水で拭く程度です」


それは駄目だな、俺たちの周りで仕事するなら綺麗で無いとな。


ただ、湯を出すのは魔道具だけど、湯を捨てるのは俺の能力どうするか。


「そこの角にでも湯船並べて魔道具置いたら、下にブルーシート引いて、恥ずかしいならブルーシートで囲って上げれば!」ナイスマール。


喜ぶメイドだけど。


(どうせ覗くと思うよ王様だし)


(そうね別に減るものでも無いし)


(湯浴みの代金という事で)


(仕方ない見せてあげましょう)


(うまくいけば側室かも)


「「「「「「「「お願いします」」」」」」」」


お前ら打算ありすぎだろー。


「旦那様お顔が綻んでますよ」エイルにグサと足を踏まれた。


風呂の入り方。


1右の湯で体を洗うボディーソープをタオルに浸し泡立てる。


2頭はシャンプーをつけて泡立てる。


3身体を泡まみれにしたら魔道具の湯をかけて落とす。


4頭にリンスをつける。


5すこししたらリンスを落とす。


6落としたら片足をあげて湯をかけ左隣に移る。


7残りの足も上げてゆを掛け左隣に移る。


8肩まで使って出て行く。


9このバスタオルで髪から拭いて着替える。


10下着は新しい物にする。


11女性特有の時は順番は最後とする。


これを守って入ってくれ!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


エイルの街に着いたお婆様。


「商業ギルドに行ってくれ、孫と会うから」


しばらく走って商業ギルドに着く。


「少し待っててくれ」


扉を開け受付に行く。


「ギルマスはいるか、オババが会いに来たと早く呼べ!」


「少々お待ちください」


ギルマス執務室。


「貴方また受付嬢に目がいってましたよ」


「メリー違う誤解だ、許してくれ」


トントン「ギルマスお客様です」


「おぅおお、誰だ?」


「オババと言ってますが」


「お婆様か、メリーすぐ行くぞ」


下に降りた2人。


「お婆様こんにちは、本日はどの様なご用件です」


「なんだい孫の顔を見に来てはダメかいヤング!隣のメイドはなんだい! なか良さそうだが?」


「紹介します、俺の嫁のメリーです、メリーお婆様だ」


「お婆様はじめまして、妻のメリーですよろしくお願いします」ぺこり。


「ほーヤングも嫁を貰ったのかい、それはめでたいエイルといいマールといい早く孫が見たいね頑張りなさい。

所でホテルを頼む従者用で良いのでな30人分だ、私はお前の家に行くのでな!よろしく」


お婆様はギルドを出てマールの家に向かう。




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