第86話 各ギルドマスター

「所で誰が着て、メイドさん達に見せる?」


「私達は紐下着、着用だしね」


「防御ならこれ履いても意味ないわ」


「旦那様は裸の方がいいだろうしね〜」


「それなら側室1号来たら着せましょう」


「「「「賛成」」」」


お前らやっぱり恐ろしいな、みんなで外に行く。


扉が開く、メイド総長が顔を出す。


「各ギルドの責任者を連れて来ました、入りますよ」


とりあえず作業中止、片付けてハジの方に寄せといて!


何人かの女性が入ってくる。


「紹介します、右から冒険者ギルドマスター、次商業ギルドマスター、次魔法魔道具ギルドマスター、隣農業ギルドマスター次製造ギルドマスターです」


「冒険者ギルドマスターのオハラです」ぺこり。


「商業ギルドマスターのガバルです」ぺこり。


「魔法魔道具ギルドマスターのジェーインです」ぺこり。


「農業ギルドマスターのクワイです」ぺこり。


「製造ギルドマスターのエンギルです」ぺこり。


俺が今度王に成った、マーサーだよろしく。


しかしこの国の各ギルドのマスターは、皆んな女性なんだな!


「ここの国は辺境で海も無く山からたまに魔物が来る程度、良くも悪くも無く人気が無いので、男性のギルマスは来ません」


「商品も買うだけで、名品は無いですね!」


「魔物はあまり居ないので、魔石はあまり集まらず魔道具が出来ません」


「農業も特産品も無く、領内で余った物の出荷だけです」


「建物も家具なども、人が増えないので、需要が余り有りません」


この国てあまり発展してないのかな?!


「王様に意見を言うのは烏滸がましいですが、ここ10年素晴らしい名品・名産物・魔道具どれも有りませんよ!」


貴族領地には何か無いのか?


「全く有りません、現状維持の状態です」


そうかなら貴族の不正は無いか、ただ能力不足か!


「所で先程は何を作っていたのですか?」


女性の下着を作っていた、メイド総長こちらにおいで。


「今から夜伽ですか、心の準備がまだですが!」


奥さん達テントでさっきの下着つけて来て!


6人でテントに入っていく。


「あのテント魔道具ですか?」


ああ結界・防御・破壊不可だ! 夜も安心だ。


「その様な魔道具!この国にあるのですか」


走ってテントに向かってみろ、恐らくここに戻って来る怪我してね。


「なら私が剣で切ってみよう」


その剣は鉄か? 折れるからごめんな、皆んな逃げとけ。


破片飛んでも、メイド服着てれば大丈夫だから安心しとけ。


「ヤー、ター」ガキン。


「きゃー」剣が折れてメイドに当たる。


なぁ大丈夫だろう、恥ずかしくてもそれを着とけ命大事だぞ。


頷く涙目のメイド。


外の警察庁長官からミスリル木刀借りて来て、ここは女だらけだから入るの禁止て言っといて!


テントから下着姿のメイド総長。


バスタオル貸してあげなよ。


「旦那様はこちらが良いかと」


やっぱり君達は鬼だな、皆んなの前だぞ。


「先程私はで着替えましたが何か」


(エイルこえー)分かった許可する。


「鶴ちゃんなんだって」鶴いたか。


「エイル様怖いって」


「旦那様が悪いのに、もープンプン」


まあまあメイド総長!どうだ動きやすいだろー。


「恥ずかしいですが、運動するわけでは無いですしメイドの仕事なら問題ないです」


メイド服着てみて、冒険者ギルドマスター貴女の下着は、皆が履いているタイプか!


「旦那様女性に聞かないで、その質問は私が分かるは」


そうだね副ギルだったっけ、ハハハ。


「私に下着の質問をして何がおかしいんだ、失礼だろ〜」


ごめんな、内の奥さんエイルの街の副ギルマスだったんだ。


「もしかして剣姫けんひ様ですか?」


「そうよあっちは拳姫けんひのマールよ」


拳を出し。


「こんにちはギルマス」


「大変失礼しました」土下座。


(やっぱり、内の奥様方こえーな!)


「鶴ちゃんなんだって」


「奥様方全員怖いそうです」


「「「「「旦那様」」」」」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


調理場に連れて行かれた謎の少女。


「どうしよう、あんまり料理得意じゃ無い」


「材料何かいる、調味料は塩だけよ」


「植物の油、卵、小麦粉、パン」


「これね、卵は洗って黄身だけ使うから小麦粉とパンを、おろし金ある?」


「このような物で良いですか?」


「使えるわ大丈夫」


「まずジャガイモを茹でる、茹で終わったら皮をむいて潰す。

少し粒大きいと食感が変わるわ(小判型にする)、手で形をつくる準備完了」


「みんな書き留めた、新しいレシピよ! 売れたら貴女に銀貨振り込むわよ」


周りのギルド職員が、各々書き留めている。


「それでは揚げますよ、小麦粉付けて卵黄溶き卵をつけてパンを下ろしたの付けて、油に入れる狐色になったら上げる出来上がり!」


「美味しいですよ」


「皆さん味見して、熱いから気おつけて」


包丁で切り分ける、みんな口の中をやけどしても取り合いを辞めない。


「後玉ねぎ入れたり、挽肉を入れたりすると美味しいよ」


「もしかして他の方法も有るのですか?」


「あるけどあんまり知らないよ!」


「よろしければ、みんな教えてください」


「レシピ料払います、足りない食材も集めます、教えてください」


(ますますみんなを探すのが遅くなるよー)








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る