第83話 お金の話

少しして宰相達が入ってくる!


「お食事中でしたか、呼ばれたので来ましたが?」


いや良い、食べてないなら一緒に食べよう。


各サンドイッチと薄めた紅茶やコーヒーを出す。


薄めると効果が無くなるが安心して飲める。


紅茶はキュア、病気や毒の治るキュアポーション。


コーヒーは興奮剤100mlでバーサーカー状態に10分間薄めて提供。


少し興奮するだけ、おかわりなし!


それでは片付けて話をしよう。


メイドさん全員扉の外で待機していて。


王室付属のメイド長にチリルね。


終わったら全員俺達と顔合わせ、退室。


さて宰相諸君、ぶっちゃけこの国のお金の話をしよう!


まず全体の収支は如何なのだ、税の事だな!


「はいまず、戦争や災害が無ければ運営は順調です、戦争は今の所と言いましても体制が変わったのは一昨日ですので無いです。

前政権下では隣国と小競り合いは多数有ります。

災害の方は雷は間々ありますが、竜の被害は有りません。

魔獣猛獣も有りません」


「貴族の領地から上がって来る税金も例年通りですので、コチラも

被害が無い様です」


「各ギルドの税金も変わらずです」


分かった所で君達は、前政権、前前政権から宰相を務めているな?


その君達が順調な国の運営だと言うが、本当に抜けている!


「我々の国の運営の仕方がおかしいと?!」 


そうだよ何故気づかない、順調な事に!


「旦那様順調ではいけない事何ですか?」


マールなら分かるよな。


「恐らく旦那様の言いたいのは成長していない又は、成長しているのに

税金が上がるのが嫌で本当の事を報告していないですかね?」


ほぼ正解残りは目標を、決めて無いのではないかと。


「目標とは健全な運営で良いと思いますが?」


宰相違うんだ、それでは災害や戦争が有ればすぐこの国は滅ぶ。


その為国の目標が示されないなら去年と同じで税を納めれば良いか

と貴族は考える、自分の所に財が余って居てもね。


何年各貴族の領地に監査に入ってないんだ。


「前政権を含め全く入ってません、なら早急に入りますか!」


いや良いその内全員帰って来る、そこを捕まえて監査に行くこの事はバレぬ様黙っとけ、まともな奴は登用ダメなら没収。

どうせ俺は外様の王だから、この国の前の貴族は関係ない!


「ではそれで、我らは監査する人間を集めて置きます」


特に計算とか出来る奴は沢山欲しいなよろしく!


「旦那様、貴族の恨み買いますよ!」


うんそうだねオーロラは王族だからダメと思ってるが、マールなら逆に首だと言うぞ、なぁマール。


「はい、横領案件です!」


横領した部下は要らない、この国を良くするためには!


扉開いて忍者3人娘が入ってくる。


「父イエ頭領達がお話あるそうです、入ってよろしいですか?」


入って貰って待ってたよ!


「王様おはようございます」


「「ございます」」


昨日の件かな、報告してくれ」


「はいまず、伊賀の里は服部氏が中心となり開発していきます。

私千代女と小太郎は領地を頂きたく思います」


「それと甲賀と風磨は領地運営の傍ら、この世にまだいる日の本の民を

探したく思います」


「以上が我々の意向です、お願い出来ますか?!」


分かったそれとこれから大捕物やるんだが、戦える者は何人いる!


「全員なら200名程度です」


刀はこれをやる、準備して城前で待っててくれ。


集合時間は騎士団が帰った時だ!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「おじさんオーリンとトーランどっちがいい?」


「トーラン王国のが出入り自由だな、あそこは貧乏国家だからお金さえ払えば通れる」


「そうね、銀貨10枚も有れば通れるよ」


「おじさんさっきの金貨両替して下さい」ぺこり。


「あゝそれより追加報酬を上げよう銀貨50枚これだけあれば、あそこの王国なら通れると思うよ」


「それと両替は商業ギルドで行いなさい。

一般のお店だと手数料取られるからね!」


謎の少女は挨拶して出て行く。


「よしトーラン王国だ!」


少女はバイクで走り出す。









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