第79話 もう夕方1日は早いね

頭領達を待っているが。


メイド総長メイド達の泊まる所を指示しといてくれ。


明日の朝から仕事始めるよ。


料理長、帝国の料理人達の泊まるところ指示して、明日から仕事。


メイド総長以下チリル達も退場して行く!


そう言えばテーン宰相どうした?


「騎士団と一緒に出て行きましたよ」


「賞罰決めるんだって!」


「お城はクライ様が留守番ですよ」


俺も行きたかった、誘えよテーン。


「始まったわ」


「始まった」


「止めないと」


「早々」


「脱がす」


1人変なのがいるなあー、扉が開く。


「王様約束を反故するのか?!」


まあまあ怒るな実はな、君達があの村を捨てると日本食が無くなる!


「それがどうしたんだ、我らと関係あるのか!」


君達がこの世界に来て、村の外で飯を食った事有るか?


「まあ何回かは食べたな、あまり上手く無かった」


もし君達があの村を捨てたら、醤油や味噌下手すれば漬物も無くなるぞ。


今、村に有る菌、分かりやすく言うとカビだな。


それが無くなると造れなくなる。


この世界と交わって菌が無くなれば2度と造れん!


「そんな馬鹿な、漬物など何処でも作れるはず!」


隣の家の味と自分の家の味違うよね、それは菌が作用するから。


その菌が放って置くと死んでしまって、元のところに戻っても復活しないよ!


「「「え〜そんな馬鹿な」」」


俺はそう言う知識あるから。


今食べている物より外のが美味しいなら領地上げる。


でも旨くないなら、今ある所を維持して開発した方が絶対に良いよ!


「一晩考えさせてくれ」


良いよ、ただこの世界に飛ばされて色々合ったけど、君達と会って俺は良かった。だって日本食を食べられるんだこの世界でもね!


頭領達は出て行った。


さて飯食って風呂入って寝よう、もう誰も来ないだろー。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


城を出て行った帝国の第一帝女一行。


「姫様、今直接帝国目指しますと、戦火の中通る事に成りますので危険です。

ユーグラン王国から帝国領に戻りましょう」


「そうです、危険は避けないと姫様!?」


「姫様どうかしましたか?」


「いえね、ここに来たのは神よりの神託。

その願いも叶わぬうちに、お目お目と帰国して良いものかとね」


「実際見つからないので、仕方ありませんよ」


「早々帰りましょうよ」


「そうね、あの城に帰りましょう。

城壁の左側は壊れているのでそこから入って、城内に入りましょう」


「え〜その帰る方?」


「姫様今度捕まったら、死罪ですよ」


「目的地は、王座のテントの中よ、行きましょう!」


「ハイハイ言い出したら聞かないんだから!」


「ハーァせっかく首繋がったのに、仕方ないか」


引き返す帝女一行。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


伊賀の里の頭領達。


「なぁ2人とも、王の言葉どうする」


「あのな半蔵俺達の里は何処に有るか分からない。

それで落ち着けば間者を出して調べようと思う」


「そして何処かに有ればそこに戻る様にしたい。

でだ悪いが、伊賀者はここに残って王の指示通りしてくれ」


「そして俺達は領地運営しながら俺達の里を探すよ。

領地の運営を失敗したらここで雇ってくれ」


「王はここは日の本で無いと言った、それでも米や蕎麦を持っていた。

王に従う事は悪く無い、恐らく日の本の民として保護してくれる!」


「そうだな、俺がここに残れば日の本の何かが残るな!」


「朝3人で謝りながら伝えるか」


「そうだな秀吉公で無いから、首は残るな」 


「「そうだハハハ」」


伊賀の夜は更けて行く。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


壊れた城壁の横に3つの影。


「目指すは王城テントの中、出来ればベッド有ればその中ね」


「ハイハイ出発」


「がんばろー」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


王女様のいる屋敷に馬車が着く。


「ここがポーリン王女のいる所。

やっとお姉ちゃん達に会える」


執事が案内する部屋に行く。


扉を開けると、懐かしい顔。


「お姉ちゃんやっと会えた、おばちゃんもいた」


「カール1人かい、それじゃあユーコンは」


「死んだの、はぐれたのどっち?」


「えーと王城で美味しいジャガイモの、食べ方教えてる」


「生きてるんだね、良かった!」


2人の王女も挨拶して話し込んでる。


「みんな揃ったし、何処に行こうか?」


「それなんだが、ここのポーリン王女を護衛

する事になった、移動は難しい」


「え〜どお言う事?」


「ここの王女が命を狙われている

だから護衛だ」


「ならトーラン王国に移動する

そこの王女の国、本人居るしね」


「うーん安全かな?」


「皆さん、お話に混ぜてね」


大奥様が現れた。


「隣のユーグランに行きなさい、そこに私の妹がいます。

辺境伯領主の妻です」


「そこは安全かな」


「大丈夫それなりに力はありますから!」


「ユーコンが来たら、その国に移動ね」













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