第78話 料理よ来い
いまさら、かりんとうを食べてもプチケーキは上げませんよ。
3人はかりんとうを食べて手を出している。
「2人だけズルいです」
「私も食べました、プチケーキ下さい」
「輝きが欲しいです」
「3人とも諦めなさい、旦那様を信じなかった結果です」
「これで第一夫人の座が近づいた。
アレをやったのも1番だし、まあ私が第一夫人と言う事で、」
「エイル私が1番に旦那様と会ったのよ、私が第一夫人よ」
これで上2人と下3人に決まったか。
「鶴ちゃん旦那様何だって」
鶴居たんかい。
「上2人と下3人に決まりと」
「旦那様何を出されても必ず食べます、まだ決めないで」膝をつく。
「旦那様反省してます、エイルの下なんて嫌」両手を結んで拝む。
「旦那様何でも食べます、プチケーキ下さい」両手を出す。
納豆とかタクアン出したら面白いな!
「鶴ちゃん又何か言ってる?」
「私達が普段食べている物の名前です、美味しいですよ」
早々美味しい健康食品。
「「「「「その笑顔怪しい」」」」」
しばらくして扉が開くメイド総長とチリル達。
メイド後ろに各料理人。
「王様料理出来ました、審査お願いします」
毒味はしたの?
「ハイ異常有りません、しかし先程食べた料理に比べますと・・・・」
それは良いよ、この国と帝国の料理を味わえるから。
ステーキとスープが出て来た。
「右は帝国料理人、左は料理長です」
両方食べてみる。
奥様達も食べる。
でも皆んな一口で止まる。
やはり塩のみ肉も血抜きがいい加減見たい、残念だ。
「鶴ちゃん達、村に味噌と醤油ある?」
「有りますよ、後七味唐辛子、辛子、ワサビも」
七味あるの辛子も。
ワサビあるなら、綺麗な水が有れば育てられるな。
種とか合ったらキチンと保存して!
少し持ってきてくれる、味見するから!
「はーい今取って来ます」
日本酒有れば味醂もあるかも、ただ日本のあの時代は濁酒かな!
後、稲に付いてる麹菌、確か日本にしか無いはず。
水田も異世界に転移してたら良いのにな。
藁だけでも?藁は納豆菌???。
まあ調理場に行こう!
鍋にお湯を沸かして牛丼の具を入れて、塩で調整。
下のご飯は俵型に握って塩おにぎり。
少しづつ回して味見
「美味しい」
「うまい」
「もう一つ」
「ダメ1人一個よ」
ワイワイガヤガヤ楽しい一時。
「王様、持って来ました味噌と醤油です」
鑑定して誰か!
「鑑定! 味噌は調味料、体力回復10% 食べ過ぎは毒」
「鑑定! 醤油は調味料、体力回復10% 飲み過ぎは毒」
「旦那様この醤油という物、毒と出ました」
それなー、薄めて使えって事、飲み物では無いよ!
塩の取りすぎ注意しろって事、血圧上がる!
牛丼の具に醤油を足して味を少し濃くして行く。
この位で、舐めてみて。
「さっきより美味しい」
「濃い方が美味しいです」
「もう一杯」
ある程度濃い方が美味しいな、よし決めた!
あの村を保存して、麹菌を逃さぬ様にしないと。
鶴頭領達に行って領地は諦めろと。
その代わりあの村を開発しよう。
醤油と味噌、酒、唐辛子などを作るぞ。
頭領達読んできて!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
少しして牛乳が届く。
「はいこれを入れて少し煮詰めて
クリームシチュー(もどき)の出来上がり」
「毒芋と毒乳の組み合わせ死ぬぞ」
引き攣る料理長。
「ハイハイ料理長大丈夫だから
一口食べてね」
「そうだな食べよう」
トーランの王子が食べる。
料理長も食べる。
「うぅ美味い!」
「何で美味いんだ!」
「牛乳も沸かして殺菌消毒してね、それで食べれるから!」
「それじゃ王様に食べてもらって、トーランの王子持って行って!」
ジャガイモを食べた王は喜んだ。
帝国に行く事を約束した!
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