第66話 まだまだ続くよ報告会

テントを王の間の広場に出す。


これでいつでも寝られる。


夕飯の準備今日は、えび天ぷら蕎麦。


嫁達以外がいるから、薄めて塩調整。


扉が開き忍者の頭領達が入ってくる。


各自、人を引きずって。


「食事中でしたかすいません」


まだ始めたばかりだし、で報告は。


「この通り捕まえました、息はしてませんが!」


彼ら貴族の名前が分からんと、領地の恩賞を分けられんな。

どうしよう?


「会議に行けば、先程の若い宰相さんがいるので

確認してもらいましょう」


「待っていればテーンさんが、来ますよ」


死体の側で飯食うのもな、さっきから子供が

怯えてるしどうする。


また扉が開くテーンだ。


「王様討伐の件、貴族全員行くそうです

それとこちらの方達が新しい貴族ですか?」


俺の同郷だ、不満があるかも知れないが

皆を説得してくれ。


「王様と同郷なら仕方ないです。

味方は、手元に居ないと謀反を起こして

王城を攻められても行けません。

その他の貴族を説得します」


なら皆を連れて行って、貴族達に紹介してくれ。


その死体も処分しといて。


テーンと忍者頭領達が、部屋を出て行く。


夕飯だ、海老天蕎麦薄味だが仕方ない。


食べ終わるとチリルが、側に来る。


「王様私達姉妹は、どの様にしたらよろしいですか?」


自分達の住んでいた部屋に帰って

明日またここに来て!


「違います、夜伽の順番です」


5人のジト目コエー。


君達はメイドだ、その様な事はしなくて良い。


「王様は先程私達は、王様の物になったと

死んだ貴族に言いました!」


言ったか、言ったかもしかしチリルそれは

お前たちを守る方便だ。


「王様、私達王族は言った言葉に責任を持てと

死んだお母様に言われました。

私は元王族ですが、王様は王族なので言葉の責任は

取ってください」ぺこり。


オーロラさん、説得して!


「はい、私も王族として言葉の責任は

親より言われております。

どうか責任を、お取りください!」


俺を説得してどうするの、チリルを。


説得するのエイルお願い!


「チリル王様はね、言った事は覆す事ないの

それが王族」


だから覆すも返さないも、初めから無いから。


マールさんお願い。


「言った事を覆す事は、商人として信用を落とします

旦那様は、その様な事は致しません!」


違う違うよ。


オリビアでもユーナでもいいから説得して。


「そんな投げ槍な言い方、私は受けません」


「私も」


ならどうするんだ、幼い子に何かしたら

お前たちさっき騒いだよな。


「イエ騒いでません」


「「「「同じく」」」」


王族は言葉に、責任を持てと言っただろー。


「私達は妻でまだ王位を頂いてません

ですので責任は有りません」


お前らー!もう風呂入って寝る。


チリル達は元王と寝ろ、自分達の部屋でおやすみ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


食堂に入ると会頭が、手を振って招いている。


「あっちね、行きましょう」


手を引かれ、席に着く護衛達もいる。


「よく来て来れた、先程はありがとう

護衛共々助けていただき感謝する」


「俺たちも助かった、ありがとう」


「それとこれは盗賊を捕まえた報酬だ

金貨10枚有る。

領地からのお金だ、安心して貰ってくれ」


「俺たちも奴らを連れてきたので、金貨3枚貰った

報酬頂いてすまん」


「イエ半分返しますよ、もらってよ」


「それは無い、倒したのは貴女だ

俺たちは運んだだけだよ」


「そうですか、ありがたく貰います」ぺこり。


「よし報酬の話は終わった、食事にしよう」


「所で受付嬢さんは、どの様な関係です?」


「私は会頭の子、お父さんと娘よ」


「抜けて食事して怒られません」


「大丈夫私は、ギルマスだから!」


はーぁそうなんだ!




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