第59話 領都へそして王都へ

朝はいつものように、豚汁うどん。


鍋にお湯を沸かして、小麦粉を水で練ってこねる。


適当に丸めて一度お湯に入れ、湯を切ってから

豚汁うどんに足していく。


最後に塩を入れて出来上がり、やっぱりスイトンだね

それとも、ほうとううどんかな。


深皿に盛って、昨日のホークで食べてね。


水は天然水安心。


さて片付けて出発、馬乗れる人は乗って馬車も可。


歩きの人は3人1組、自転車リアカー貸しますよ。


昨日焦げた人が、謝りに来た。


「私はテーン伯爵騎士団隊長です

永遠の誓いをします」片膝着いた。


頑張って期待してるよ。


何故か5人娘が大人しい、少し離れた所で

話し合っている。


「オーロラ様どうしますか?

旦那様止まりません」


「止める方法は無いですか」


「テーン伯爵も乗る気です

一気にヘキニ王国王都まで

行くでしょう」


「仕方ありません、女性兵士から義勇軍を募って

旦那様を止めましょう」


「ダメです聖女が増えます、だからダメ」


「ならどうしろと」


「「「「分かりません」」」」


それでは出発、目指すはテーン伯爵領都。


この人数だとたまに出てくる、魔獣も魔物も

大型猛獣も退治してしまう。


日が傾きかけた頃、テーン伯爵領都が見えた。 


テーン伯爵に最後の質問をする。


今なら裏切れるぞ、ヘキニ王国に戻れるぞ。


「私は貴方に忠誠を誓った、また王国に戻る事は無い」


なら領都に入るか、明日は王都を目指す。


「5日かかるが3日で着くでしょう、守りに入る前に王都に

潜入出来れば、勝機があります、ただ王都の守りは2万人

どうしますかね」


カミナリ100発打てば降参しないか?


「あの魔道具はそんなにあるのですか!」


傘を見せる、この黒い所一つで1発

これ一つで8発打てる。


20本も打てば、降参しないかな?!


固まる伯爵。


「王都の住民も犠牲に」


いやあくまでも降伏してもらう。


王都の隣にこれ打って、穴でも開ければ

降伏してくれるだろー。


「私が使者として向かっても、よろしいですかね?」


やってくれるなら、任せるよ。


王族や貴族が、反抗して殺されるかも?


「私はこの使命に命をかけます、何があった時家族をよろしく」


なら装備を貸すよ、返してね、


明日の朝風呂に入って、このボディーソープで体洗ったら

髪にこのシャンプー、流したらこのリンスをつけて流す。


12時間絶対防御の出来上がり、出来たら見せて鑑定するから。


残りは返してね、当日朝渡すから!


さて夕飯カレー丼を、具と米に分ける。


湯を沸かしてジャガイモと牛蒡を洗って切って鍋に入れる。


上からカレー薄くなるから塩で調整、米は塩おにぎり。


これには全員から絶賛、特に紅い粉を食べた2人から

抗議にも似た声ハハ。


「これなら走馬灯は、見えなかった!」


良かったね、死なないで!


さて王都まで頑張る!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


エルフの里に着いたナイスなマダム。


「結構大きな村だね、100人ぐらい居るのかい?」


「ハイ、ナイスなマダム、ここ以外に3つの村が有ります

では村長にご紹介させて下さい」


「あゝよろしく」


「村長はこのエルフの集落全体の取りまとめです」 


「若く見えますが、1番の高齢ですよ」


少し歩くと、周りより大きな家。


「集会所も兼ねてますので大きいです

村長お客様です」


「なーに、お客様珍しいわね」


ガチャリ扉が開く、綺麗なエルフが現れる。


「あゝ創造神様」





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