第50話 辺境伯領都③
「よしこれくらい有ればエイルを
助け出せるかな?」
「恐らく大丈夫、旦那様だけ捕まらなければ」
「マールさんの戦闘力は、どれくらい?」
「何年か前エイルと互角に、帝国の統一武道会に出てた」
「踊る方では無く戦う方?」
「決着つかないから20人の総当たりのバトル戦
2年ぐらいそんな事あったから出場停止
2人して笑ってた」
「もしかして剣姫と拳姫?」
「そうエイルは剣で戦って、私は殴り合い、
相手をタコ殴りよ」
マールはやっぱり殴る方か?
拳にタコあるもんな。
「旦那様、乙女の秘密知りましたね
あの世に行きます!」
いえ俺も秘密は守ります。
「よろしい、では辺境伯邸に、エイルを取り返しに
行きますかね」
宿を出て辺境伯邸に向かっていると
前方から、騎士団が歩いてくる。
「君たち止まってくれ、そして彼を渡してくれ」
騎士隊の隊長の声。
「お断りよ、旦那様をわたすわけないわ!」
「困ったなぁ、奥様に連れてくるように
言われたのに」
「奥様、エイルのお母さん?」
「そう大奥様と奥様の命令で来た
もしかして他に来た者が?」
「さっき捕らえようと、衛兵が来たわよ」
「早いな旦那様の命令か、この者達を捕らえるなら
騎士団でも無理だろう。
それならお願いするのが筋だが!」
「盗賊団の頭領ですって笑わせるわ
そんなに懸賞金払いたく無いの」
「そんな事は無い、あの騎士団団長さえ
認めたんだぞ」
「ならどうして捕まえにくるの」
「分からんが、俺たちは奥様の所にお連れする
お願いだ同行してくれ!」
「どうします旦那様」
彼らを信じよう、一度も裏切ったりしていないからな!
俺たちは騎士隊について行き、裏口から
離れの建物に入って行く。
玄関の扉を開けて部屋に通される。
3人の女性がソファーに座っている。
左側の女性が走って抱きついて来る。
「旦那様会いたかった、もう離れないチユ」
ううぐー離れろエイル人前だよ。
「まあまあ座って、騎士隊隊長別館周りを囲って
旦那様の兵を近づけ無いように」
「はっ周りで警備します」
隊長は出て行った。
「こんにちは、貴方がエイルの旦那さん?」
初めましてマーサーです、よろしくお願いします、ぺこり。
「まあまあ皆さんもお座りなさい
今お茶を出させますよ」
メイドが出て行った。
「改めてね、私がエイルの祖母よ
こちらが、エイルのお母さんよろしく」
みんなでお辞儀をする。
「それで昨日エイルが、傷物になった事を
確認したわありがとう。
エイルも何処かの貴族の、慰り者にならなくて
良かったわよ本当に」
確認て何するんだ?
「旦那様秘密です」
「何言っているの、きちんと教えないと
慰り者は無くならないわよ」
聞きたく無い外に出たい。
「よくお聞きなさい、これは貴族や王族の男と女の歴史よ」
有り難く怖い話を聞いてしまった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「次、油ある無ければ肉の脂身の所」
「油はここに有ります」
何かの植物油?
深い鍋で温めて、余り温度あげないでね。
「ならまず、イモを潰して、小麦有りますか
それとパンと摺り金有ります」
「小麦はこれ、パンと摺り金て?」
「このような形で野菜とか細かくしないの?」
「その様な料理知りません、教えて下さい」
「ならパンを細かく砕いて下さい、手でも、
包丁の裏でも!」
「イモをコロッケの形にする、小麦とかして置いて
中に入れ、出してパンを砕いたのを塗す、油に入れると」
(繋ぎに卵欲しいけど食中毒怖いしな)
キツネ色に変わる。
「はい食べてみます、ウーン美味しい油も合格」
「はい王子様食べてみて」
「料理長さんもよ」
王子と料理長は食べた。
「熱いが美味い」
「ハフハフ熱いが美味い凄いな」
「これでお腹が、おかしく無ければ、
この調理方法で食べて下さい」
「とにかく目と緑の部分は取り除いてね!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます