第40話 盗賊退治 (編)

馬が何頭かこちらに近づいてくる。


「おいガキども出てこーい、お前らの母ちゃんや姉ちゃんの所に連れて行ってやるぞ。出て来ないと父ちゃんの所に連れて行くぞ! ただ土の中だがな」


「そうだな、わははは」


「オリビア、カミナリを撃って!」


扉を開けて、オリビアが出て行く。


「おーと、随分と若いネーちゃんが居るな」


「兄貴、随分な上玉ですぜ」


「オネーちゃんこっち置いで、可愛がってあげるよ」


「「「ワハハは」」」


オリビアが傘を一瞬振る、すると馬ごと盗賊が転がる。


「よし捕獲しよう、後ろ手にして結束バンドで親指を縛る。


「旦那様、この細い紐では逃げられますよ!」


「ならオリビアを、縛ってやろうか!」


「目がおかしいな、またHな事を考えてるでしょう」


「何かが乱れています、旦那様のスケベ」


「昨日の風呂でのお前達だろーよ、この耳年増達目!」


さーてコイツらには、盗賊のアジトを教えてもらおうかな!


しばらくして馬が起きたので、柵に縛っておく。


盗賊には水かけて目を覚まさせる。


「ここは? お前ら解け、頭が黙ってないぞ!」


「お前はうるさいよ、此処からは聞かれた事だけを話せ! ここから盗賊の根城は近いのか?」


「知らんし、俺は答えん」


俺の持ち物は、良いものも悪い物もある。


ハバネロパウダーだ。すごく辛い拷問用具。食べれる人は凄いと思う。


俺も触りたくないが、割り箸につけて口に入れる。


次の瞬間盗賊は。「ひーひー水みず痛い辛い痛い」


「隣の人はどうする? 喋る? 瓶と割り箸を見せる」


「ふん俺は喋らん」少し口に付けてあげる。


「ウゲ・・・水水痛い痛い辛いいたい」


のたうち回る盗賊。


「さて3人めの人はどうする?」


「しゃべりますから、それをどかして下さい」


素直に喋ると、ここから奥の山の麓に、30人ぐらい盗賊は居るそうだ。


此処いらを束ねる盗賊団の本部みたいだ! 以前捕まえたゾーン盗賊団も幹部に名を連ねるらしい。


奥にいる人質は50人ぐらいで全員女の人で、盗賊達は毎晩酒池肉林だな。


「旦那様、今流れが乱れました。何をHな事を考えてます」 


「尋問してるのに不埒な考えね」


「夜はやっぱり抜き足りないのよ」


「今日から倍ですね」


「私の乳で頑張るよ」


「いや待て・・・・・尋問再開だ」


聞くと人質は商品なので、手を出さないみたいだ。


それならば、まだ処女がいるかも!


「はいはい、また流れが乱れました」


「これは確信犯ね」


「夜のベッドは覚悟してね」


「3倍確定増し増しよ」


「うちの胸は擦り切れないかな、大丈夫かなぁ」


「まぁ・・・・・えーと盗賊の討伐と人質の奪回をどうしますか?」


「さあ行きますよ、旦那様が」


「早々私達は、後ろを歩くだけ」


「私達3人で行きます、防御はもうすぐ切れそうですが、Hな下着で大丈夫でしょう。エイルさんとマールさんは旦那様と見ていて下さい」


「それで今回は盗賊達をどうする? 全員殺すかそれとも捕獲する」


「騎士隊の巡回に回り会えば、盗賊は引き渡ししますが、それ以外は殺して埋めます。懸賞金をもらえませんが諦めます」


「うーん捕獲で行こう、村の奴隷にして! 労働力欲しいし」


「盗賊は打首ですよ、奴隷にはできませんね」


「奴隷にするには、どうやるの?」


「奴隷商で契約します」


「なら人質を買いに来るはずだな、奴隷商を脅して盗賊全員を奴隷にしよう」


そのついでに奴隷商も奴隷に落としてやる!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「さーてどっちに向かおうか、その前にもう一度持ち物を確認」


(魚の缶詰2個、乾パン缶詰2個、水2L2本、テッシュ、タオル、下着の着替え、石鹸、化粧少々、ウエツトテイシユ2袋、鍋セットガスバーナー、携帯浄水器、生理用品、ウエストポーチ、リュック)


「取り敢えず何処かの街に辿り着こう」


バイクに乗る少女は何処かの街に向かって道を走る。

















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