第37話 夜の訪問者②

「逃げろ」


ブルーシートを捲ると目の前には、さっきの村人と女の子と奥さんかな?


「お取込み中でしたか、なら朝にでも」


「貴方、駄目よ挨拶しないと」


後はうるさいが、お前らも着替えてちゃんと拭けよ。


「少し待っていて下さい、着替えて来ます」


俺はテントの中で、着替える。


「お待たせしました」ぺこり。


「イエイエこちらの方こそ、家内を助けていただきまして、ありがとうございます」


「ありがとうございます」ぺこり。


「あリュがとうござります」ぺこり。


「それでお代の方はいくらですか? すぐには払えませんがどうにかして払います」


「はい私も働いて、お返しします」


「入りませんよ、辺境伯のお嬢様が、領地の為に働けと言ったでしょう、ですのでお代は入りませんよ!」


「それでは私らが困ります、お願いします金額を言って下さい」


「それでは明日の朝に、こちらにもう一度来てください。話合いましょうよ」


「それでは明日の朝7時ごろお伺いします。よろしくお願いします」ぺこり。


3人は帰って行った、背後の5人は寝る様だ。


「何を1人で言っているのよ、奥のテントに来なさい!」


「俺は自分のテントあるよ、そっちで寝るから大丈夫さ」


「私達が大丈夫じゃ無いのよ、早く来なさい」


は〜どうなるんだろー。


お風呂の横を通って奥のテントに行く、みんなヒモビキニだ。


「お待ちしていました旦那様、これより奉仕いたします」ぺこり


「待て待てよ、君達はこの状況の中で良いのか? 村人が通る道の横で

少し離れているといえ布一枚だぞ」


「仕方ないわよ、旦那様が鼻血出して気絶してたんだからね」


「そうよやっと旦那様が起きてるのに、体験したいわよ」


「待て待てさっき言っていた、2日も何をしていたんだ? それに今日はなぜ鼻血が出ないんだ?」


「だから美容と健康の為に・・・・・してたのよ」はぁー。


「最初の日に気絶した時に、旦那様のアソコが気になってね、みんなでいじってたら白い液が出たのよ、オリビアの顔に掛かったから、タオルで拭いたら肌が光ったのよ」


「鑑定したらねお肌はツルツル、飲んでも美容に最高て出たのよ」


「だから手とか胸で揉んでいっぱい貰ったの、そしたら次の日も鼻血出したからさ、マールが言うには搾りたりないてね!」


「だから昨日も気絶した後に、みんなで絞って貰ったの」


俺は牛かよ。


「そしたら今日は、鼻血が出ないんで成功ねて皆んな思ってるわよ!」


「イヤイヤ貴女らは、経験無いんですよね」


「旦那様、その指摘は怒るわよ! 皆んな本当に経験は無いは」


「本当は寝てる隙に初体験しようと思ったけど、旦那様が起きている時が良いって、みんなで我慢したわよ」 


「何で、そんなに詳しいの?」


「私はお母さんとのお話よ」


「私は家のメイドね、こちらにきてからは冒険者の皆さん」


「同じく」


「え〜同じく」


「おんなじー」


「なら今日はこのままで寝ようよ、風呂とトイレのある家を作って、ベッドも作ってさそれからにしようよ」


「分かりましたよでもね、白い液は貰いますから私達の美容のために」


「これが何か分かってるのか!」


俺は下半身を指差す。


「よーく知ってまーすよ、耳年増なので」


「おい待て待ってくれ、タオルを取るなよユーナ」


「ダーメ、鼻血出さないように抜きますから、大丈夫よテントの天井見ている内に終わりますよ」 


どうやら女性陣は逃して貰えない様だ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「悪人顔は、馬に乗っている奴らかな」


「馬車の窓から見えるのは、金髪の女の子か」


ジープを止める。


「なら片付けて来よう、運転手はここに居ろよ、出たら危ないからな!」


走ると言うか飛んでるみたいに、母は進む。


全て一撃で片付ける。


「お前達は誰だ?」


「おいおい助けといて、その口の聞き方は、絞めるぞ!」


馬車の扉が開き、メイドと女の子が出てくる。


「危ない所を助けて頂きありがとうございます」女の子がぺこり。


「騎士達が失礼をして誠にすいません」メイドぺこり。


「分かればいいんだ、気おつけていけよ」


母は車に戻ろとする。


「お待ち下さい、お礼を差し上げてませんので、よろしければ城までお越しください」


「城、お前さんお姫様か?」


「オーリン共和国王女、メリッサといいます」ぺこり。



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