打ち上げパーティーのはずが異世界行ってハーレムパーティー？

第35話夕飯だ

「それではと、ゆっくり料理を始めてください」

ジャガイモと牛蒡を、水で洗って皮を剥いて切る。

それを水と一緒に鍋で煮る、追加に牛丼の具だけを3個入れる。

少し火を通したら、横に置いて次に移る。

小麦粉と水を混ぜて練って広げて切ってうどんみたいにする。

それをお湯で少し茹でて水に浸す、先程の鍋を温め直してうどんもどきを入れる。

最後は塩で味の調整！　残った米の方は、塩おにぎりにすると完成です。

塩おにぎりと肉うどんもどきの夕飯

「よし鑑定してくれ！」

「「「鑑定」」」

「それでは発表します。両方ともHP若干アップですね、食べられます」

「恐らくはここの塩又は水で薄めたので、効果が下がったみたいです！」

なら安心して食べる事が出来るな。

「では、いただきます」

「「「「「いただきます」」」」」

「みんな、どうだろう美味しいか？」

「最初の味は知りませんが、大変美味しいお味です」

みんなで美味しく食べていると、村人が近寄って来る！　親子の様だ。

「あのーその料理は醤油を、使っている料理ですか？」

「そうだよ、よくわかったな」

「私は東の国から来ました、子供はここで生まれたんですが、故郷の味を教えられなくて。実際の味を食べさせたいので、少し分けてはくれませんか？　お代はいくらかなら出せます」ぺこり。

「何醤油の味が匂いで分かるのか、なら同胞だな！　腕一杯上げるよ」

うどん一杯と箸を渡す。

「そんなでも、いただきます、お前もいただきますと良いな」

「お兄ちゃん、いただきます」

「はいよ、慌てて食べなくても逃げないよフフフ」

食べ終わってから聞いてみる、奥さんはいないのか？

「病気で家で、寝ています」

「ならこの薬を飲ましてやれよ、キュアポーションだ」

「そんなー、お代を払えませんよ」

「ならここにいる辺境伯令嬢の施しだ、気にするな」

「オホン、早く良くなり我が領の為に尽くせ、遠慮は要らん」

「ははー、ありがとうございます」

親子は手を繋いで、帰って行った。

「旦那様反省して下さい、キュアポーションを渡した事は一大事です」

「気にするなよ、単なる紅茶だよ」

「先程鑑定したら、病気毒を完璧排除だそうです」

うーん分からんな？

「飲んだ人は死ぬまで病気と毒にかからないんですよ」

益々分からん？。

「はぁー今の病気が治っただけで無く、その先も病気にならないんです毒も」

「うっ・・・・・・返してもらおうか」

「私の言葉を嘘と言わせるのか」

怒り顔のエイル。

「そんな事ありません、エイルお嬢様の言う通りです、ははー」

「あれがキュアポーションなの、私も欲しい」

小さな声だが、確かにオーロラの声だった。

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「さてとこれ以上、アンタを殴っても何も変わらないし改めて出発」

「どちらの方に奥様？」

「兎に角真っ直ぐね、道が見つかるまで真っ直ぐ！」

しばらくして道を発見。

「轍と蹄の跡は馬車かい、いつの時代だよ」

「本当に、前の方で砂埃が舞ってるな」

「本当だ、よし見に行くよ！」

「ハイハイ向かいますよ！」