第27話もうすぐ夜

「旦那様これをどうしたいの、このまま置いて行くのか」


「いや収納できるよ」


収納、建物が消える。


「消えたよ」


「無くなったね」


「うわー、嘘みたい」


「何にも無い、元通り」


「もう一度出そうか?」


「そうよね、中身はどうなっているか気になる」


「マール商業ギルドは生き物は扱っているか?」


「ほとんど無いかな、材料か加工したものと農業生産品ね、後は魔道具もあるかな?まさか人までいるの?」


「イヤ生き物はアイテムBOXに入れられないし、いないと思うよ。後は出した建物の下敷きで死んで居るかもな」


「良かった、死体があるかと心配しました」


「マール建物に風呂はあるかな?」


「無いと思いますよ」


「お兄さんは、風呂には入らないのかな」


「何でお風呂入るんです・・・あっ」


真っ赤な顔のマール。


(やだなぁ他の人が入った風呂は、洗って有ります様に)


また建物を出す。


「みんな中に入って見てみようよ」


ガンガンドテドテ、皆んな弾かれひっくり変える。


「もうこれも結界と侵入不可よ」

「これも付いてる破壊不可と絶対防御!」


「悪い悪い、皆んな許可する」


「もうこれ結界が10mになってる! 性能良すぎよ」


「このままここに泊まりましょう、仮眠ベットがあるはずです」


「他の人が寝た後に、掃除もしてないベットなんて私はイヤよ!ムードも何も無いじゃない」


「たしかにそれならば、買った布の方が良いかも」


「お風呂があれば入りたいね、シャンプーリンスボディソープで完全防御! でもあれかな? 旦那様に貰った下着だけでも大丈夫かな?」


「待って何それ? 旦那様から貰った下着てさ、本当に昨日の夜は何が合ったのよ!」


「まあエイルお風呂をまず見つけましょうよ、無ければ旦那様の能力でお湯を出して貰いましょう、暗くなる前に見つけましょうよ」


まずカウンターの上には、あの石板もある。


「マールこの石を動かせる」


「やってみるね・・・・・・動くわよすごいね! なら連絡出来る」 


「連絡ってどういう事?」


「各ギルドとの連絡よ、世界中の各ギルドと話せるのよ、後実家もね!」


「今は辞めておけよ、正体不明の連絡先になるからな!」


「イエ洞窟の奥にある宝箱で見つかるから、商人は持っているはずよ! 気にせず使いましょう、エイル街商業ギルドに合わせてと!」


「なあエイル、何故に街もギルドも君の名前なんだ?」


「私がお誕生日に貰った街だもの、当たり前でしょ!」


「そうそう、だから女の子に嫌われるのよ偉そうだから、繋がった」 


「マール覚えて置いて、偉そうじゃ無くてね、偉いのよ私はね!」


「お兄さんをお願い、こちらマールです」


少しして返事が合った、たわいの無い話で終わったらしい。


奥に行くと、色んな部屋ある。更衣室に休憩室、会議室とその奥に倉庫。


「恐らく加工品が多いですが、果物とか肉は合ったら旦那様のアイテムBOXに収納して下さい、腐ってもいけないので!」


そして漁るが、果物と野菜少し合った位だ。


だがジャガイモやサツマイモに、ごぼうと小麦が大量に合った。


角の方に飼い葉と、何と米が合った!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「よし、道に出たぞとりあえず、森から離れて」


少し走り、開けた所に出た。


「異世界であってるよね、それならアレね」


バイクから降りて、手を地面に向ける。


「ステータス」光る。


「よし出た、私はどうなっている?」





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