第26話旅の途中

冒険者の脚力はスゴイよ、競輪選手並だ。


持久力も怪物級、流石Bランク。


「オリビア、もう少し言ったら休憩しようよ」


「分かりました、少し先の川の側で止まります」


道の横に自転車を止めてブルーシートを広げる。


「相変わらず旦那様は、スゴイ物を平気で出すよね、頭痛いは」


「広げると結界魔法が発動か、侵入禁止に使用者限定の許可制ハーぁ」


「私はもう、鑑定投げ出したい、何処かへ飛んで行け鑑定よ」


「鑑定が、出来なくてよかった〜」


「全くです」


まあまあ紙コップ大。


「駄目よ駄目駄目、鑑定イヤー」


「持っている人の意志で、飲み物になる」


「破壊不可能、酒生成不可能」


「じゃーこれね、紙コップ小」


「持ち主の意志で酒になる、持ち主はマーサー」


「破壊不可能、譲渡不可能」


「私は、もう鑑定したくない」


「小コップ返してね、まだ酒は時間的に早いしさ! 大コップは好きなもの考えて喉を潤押してね」


「この水はあんまり美味しくない、なんか水袋の味」


「本当に、そんな感じ」


「待て待てそんなことあるか?水、普通の天然水、飲んでみて」


「アッ美味しい」


「全然違う」


「何で」


「美味しい」


「もう一杯」


「じゃー次は、オレンジジュース! 飲んでみて」


「あー」


「アッ」


「これなに」


「美味しい」


「もう一杯」


「ハハハユーナまでは、届かないか? アップルジュース、ユーナコップを貸して」


「ハイ」ユーナのコップに入れてあげる、味は変化なし。


「はいこれを、飲んで見て」


「美味しいよ、また違う味ね」


「旦那様、私にも下さい」


「私も下さい」


「私も下さいね」


「下さい」


「中身は譲渡出来るな、なら最後は水洗って終わりな」


みんなで水を分けて濯いでもらう。


「少し綺麗になったらコップに各自名前書いてね」


俺は皆んなにマジックを渡す。


「鑑定、何にでも書ける! 使用者権限・持主権限を主張!」


「石木鉄の剣に書いて、忘れ物しない様に」


「鑑定したくないよ〜」


「オリビアさん、ちゃんとやりなさい、レベル上がりませんよ」


「すいませんエイルさん、旦那様の為に頑張ります」


「そうそう諦めては駄目よ!旦那様のアイテムBOXだっていずれ限界あるはず」


「それ聞いていい」


「ドキドキ」


「ドキドキ」


「ドキドキ」


「何」


「何なの」


「鑑定持っててね、旦那様の問いに答えるのは心臓に悪いのよ」


「そうよ、質問はパス」


「旦那様、私はベットでお聞きしますは、フフフ」


「ベットじゃ無くてさ、アイテムBOXにレベルてあるの?」


「また変な質問、無いです」


「2種類よ、少ないか多いか」


「多くても馬車2台分かな?少ないとポーション瓶1本」


大きさは?


「だから馬車2台分よ、最大に入れられる量はね」


「大きさは、袋の口の大きさよ」


「精々箱一個」


「ふーんそんなものか、じゃあこんなものが入るのは常識外かな?」


商業ギルドの建物を出す。


「「「「「・・・・・」」」」」


「おーい、こっちに帰ってこいよ!」


「何で商業ギルドの建物が、目の前にあるのよ!」


「旦那様の常識は規格外よ、非常識よ!」


「私は何も見ていない、アレは此処にない物よ」


「すごいね」


「嘘みたい、アレなら」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「あんた、あの子の漫画本を見たことある?」


「あゝあるよ、魔法とか剣とかがある奴だろー」


「早々、その中に自分の事が分かる言葉があるんだ! あんた覚えてないかい?」


「あゝこんなふうに手を出して、ステータスて言う」光る。


「なんだい、分からないよ?」


「お前もステータスて言ってみろ」


「えっ、手を前に出しステータスかい?!」光る。


「何かでたよ!」







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