第24話そろそろ旅に

オーロラとユーナが帰って来た、スゴイ瓶の量だ。


「どちらのギルドもただでくれたよ、中身入れたら売って欲しいってさ」


「あれー皆んな何かあったの?」


 「いやーお金の工面が出来たので、ポーション売るのをどうしようかと思ってな」


「とりあえずは、詰めて売りに行ってさ、値段だけでも確認しましょうよ」


 瓶に詰めて詰めて、元の50人分が1000人分に成った。


「性能もバラバラで手作り感ありますね、ただ劣化が

半年そこがちょっとね」


「オリビア半年は何故ダメなんだ?持つだけ良いだろー」


「前も言ったけど10日ぐらいが普通なんだよね、後味がさっぱりしすぎて効くか怪しまれる!」


「でもさ、鑑定したら大丈夫だっただろー」


「旦那様、鑑定は特別なスキルよ何人も居ないの! この部屋には4人もいるけどね」


 4人(俺の鑑定バレてる)だれだ。


「私オリビアとエイルさんと商業ギルドのギルマスとサブマスよ」


「えっマールて、鑑定を使えるの?」


「オリビアさん、言ってはダメ内緒なのよ」口に人差し指。


「ゴメンなさい、でもギルマスサブマスも鑑定出来るのは、皆んな知ってるよ?」


「なら此処に、もう1人いるとしたらどうするエイル」


「わっ私、まあ怪しい人はいるわよね旦那様」


 ・・・・・。


「まあ本人は喋らないみたいなので、これ以上追及するのはやめましょうね」


「それで兄さんこのポーション捌いて、冒険者と錬金と魔法ギルドに適当に売ってきてよ。仕入れ値は銀貨1枚で良いわ、売値は任せるから出所は旅の商人でお願い」


「銀貨1枚じゃ商業ギルドは、儲けが無いぞ」


「はーダメね、良いこれは劣化防止が半年有るのよ! その希少価値が分かる?」


「それは分かるが、それしかないだろー」 


「駄目だ、メリーが戻ったら売りに行ってもらおう。それまでこれは此処に置いて行こう。兄さんメリーの言う事はよく聞いてね、浮気は駄目よメリーを失ったら兄さん奴隷落ちだからね、お母さんに良く言っておくから」


「おう、大切にする浮気はしない、でもあれは良いのか?」


「内の旦那様は器が違うのよ、その内分かるはよ、エイルが最初に目をつけたもん」


 トントンと扉が叩かれて、ガチャリと扉が開く。


「お嬢様、奥様です」


「マールちゃん、今メリーから聞いたはよ、全くヤングは何をしているのよ!」


「まあまあ、お父さんは来てるの」


「フン娘の幸せを祝えないなんて、心の小さい男は地下牢で石を

抱えてるは2・3日ね、でもメリーの事は知らなかったのよ、ごめなさいね

メリー」ぺこり。


「奥様お顔を上げてください、私の方こそ色々とすいませんでした」ぺこり。


「良いのよそして、今日からはお母さんと呼びなさい。妹と弟さんは後で家に連れて来なさいよ、家で預かりますからね。ヤングとは頑張る様にもし口答えしたら私に言ってね、地下牢で折檻してあげます、早々貴女にも使い方教えないとね!」


エイルの方を見て。


「エイルさん、この馬鹿の許嫁で今まで苦労してゴメンなさい、今回の婚約破棄の件は、エイルさんの方で、辺境伯様に言って頂けますか?」


「夫人大丈夫ですよ、私からそちらに影響がない様に報告します。マールとは旦那様が同じなので、家族の家族を悪い様にしませんから」ぺこり。


「ありがとうございます、これで心が安らぎます、マーサーさん改めて

マールをよろしくお願いします」ぺこり。


 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「おい起きろ旦那! 周りに大きい犬達だ、威嚇しているぞ早めに出発しよう」


「本当だ、歯を剥き出して、威嚇いかくしてやがる」


「早くエンジンかけて出発進行」


大急ぎで森を抜けると、砂利道に出る。


「どうやら巻いた見たいね」


「そうだな、噛まれて狂犬病も困るしな。もう少し走ったら、朝食にしよう」


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