第23話商業ギルド会議室②

「君と俺は許嫁だろーに、何で他の男と結婚する?」


「破棄よ破棄ね、どうせ政略結婚だしね、さっきも言ったけど貴方は

数いる婚約者の1人よ!」


「待て待て考え直せ、その男と俺を比べてみろ、商業ギルドのマスターで、王都で1・2位を争う宿の跡取り息子!こんな好条件あるはず無い」


「私が冒険者ギルドのサブマスで、辺境伯の娘だから結婚したいだけでしょう、そんな物はこちらからお断りよ!」


「辺境伯が、許可すると思うのか!」


「王族でさえ許可するわよ、旦那様の秘密を言えばNO何て言うはず

無いわよ」


「この俺とこの男を比べて・・・・・・ならこの男と決闘だ、お前受けろよ」


手袋投げて来るが俺は避ける、隣のオリビアに当たった。


「よし受けるよ、いつやる今からか?」


オリビア鬼怒。


「いや君では無い、隣の男だ」


「私に手袋が当たった、だから受けてやる条件を言え!」


さらに鬼怒。


「お兄さん謝ったら、今ならここで終わるよ、私もお兄さん無くしたく無いしね、ちなみに彼女はランクAだよパーティーランクもAだからね!」


「パーティーAて天女か、何故いる?」


「何故いるじゃ無いんだよ、やるのやらないのどっち!」


「すいませんでした」


見事なジャンピング土下座。


マールが扉の外から、誰かを連れて来る。


メイドさんが入ってくる。


「メリーお母さんに報告して」


「ハイ」


「まず兄がメリーと浮気が発覚して、辺境伯三女のエイルとの婚約を破棄された」


「お嬢様すいませんでした、これを奥様には報告出来ません」


「大丈夫最後まで聞いてね、その事に怒って私の旦那様に決闘を仕掛けたが、護衛のパーティー天女に返り討ちに会ったと。私は責任を取って旦那様と旅に出るが、家はお兄さんがメリーを娶って、継ぐことを希望するとお母さんに報告してきてね!」


「それを報告したら私はどうなるんですか? まだ下に妹と弟がいるのに」


「だから兄と結婚するのよ、私が認めるから安心よ、今なら正妻だからね」


メイドは、泣きながら出て行く。


「お兄さんキチンとメリーと結婚してね、浮気は駄目よ! お母さんが許さないからね、そして退職金は、金貨100枚で良いわよ結婚祝い込みでね」


「なんだアンタ、私と言う許嫁がいるのに浮気してたんだ。バレたら吊るし首だね、お祖父様への口止め料として、金貨100枚で許して上げる!」


「私も決闘の解決金、金貨100枚で許して上げる。早く頂戴!」


「トホホ、俺の小遣いどころか給料も当分無くなるよ」


「まあ浮気した罰よね」


「「早々」」


家の嫁達は怖すぎる、何枚猫を被ってるのかな。


「旦那様は大丈夫よ、多少の浮気は目を瞑るわよ! ただその後は大変かもねフフフ」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「おばちゃん達、それではお母さんと合流する為に」


「嫌だよ、義姉さんに会いに行くなんてね」


「早々!!」


「言い直します、お父さんと合流する為に移動します」


「そうね兄さんとならば、合流したいね」


「ウンウン」


「おばちゃん達、お母さんに今のバレたら大変だよ!」


「黙っていてね、みんなで協力しないとね」


「兎に角この森を抜けるまでがんばろー!」


「「「おお〜」」」




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