第17話 1人増えた

階段をダダダと上がって、走って来る音が聞こえる。


メイドは、すぐに立ち上がるりベットの横に立つ。


「マーサー見てみて、すごいでしょう!」


「ほらほら、光っているのよ」


「眩しい、私を見られる」


お風呂を上がったみんなが、揃って髪を見せる。


「すごいのキラキラ光っているみたい、髪もサラサラ」


隣で見ていたメイドさん。


後ろから追いかけて来たメイドさん達が、目を開いて綺麗と一言。


隣のメイドさんに。


「憧れるでしょう」と聞く。


「まさかここまで輝くとは思いませんでした、嗚呼凄いです」


「忘れ物無いよね、広げちゃいけない物は回収して来た?」


「大丈夫よこの袋の中ですフフフ、それでこの大きなタオルは、どの様に使います?」


「こうやってこう巻くの、そして軽く縛ると湯上がり美人の出来上がり」


「もうマーサーは、口がうまい」


「「美人だって」」


後ろで袖を引っ張るメイドさん、何か?


「この様になるのはどうすればいいのです、ご主人様」


「何てね、このメイドどうすればて、結婚するしか無いのよ。奥さんになれば旦那に貰えるのよ、当たり前でしょ!」


「「そうそう選ばれなきゃ」」



「では私、マールはご主人様と結婚したいです」ぺこり。


「駄目よそう簡単に、旦那の嫁になる条件は処女である事、ある程度の力があって旦那様を守れなきゃ駄目よ! 入れてあげないはよ」


「では私はまだ未婚で男性経験も有りませんし、ここのオーナーで商業ギルドのサブマスターです、どうでしょうか?!」


「ここのオーナー」


「商業ギルドのサブマスター」


「まだ未婚でて」


「おいおい、未婚で男性経験も無い女の子が、寝ている隙にキスするかよ」


「待ってマーサー! 今さ何を言ったの」


「キスしたって」


「誰と」


「マーサーの浮気者、貴方を殺して私も死ぬは」


「オリビア無理だ、今はお互い絶対防御が付いているハハハ」


「笑い事じゃ無いよ、この浮気者」


「そうだそうだ」


「キスしろ」


ユーナの言葉で皆の行動が止まる。


「分かったよマーサー、全員にキスしろそれで許す」


オリビア・オーロラ・ユーナの順でキスする。


「それよりも、いつ結婚したんだよ、俺は記憶が無いぞ」


「それでは、私マールとも、もう一度キスして下さい」


「何故、お前とマーサーがキスするんだよ、ふざけるなよ」


「貴女が、マーサーさんが全員にキスしたら許すと言いました。それは私もお嫁さんになる許可をいただけたと思っています。さあ改めてキスを!」


「駄目だよ、これ以上増やしては順番が回って来ない、駄目ー」


「フフフ何の順番でしょう、私には分かりません、何せ男性経験無いですからね!」


「貴様ー」


「さあ旦那様キスをお願いします」


「おっおう」


またやってしまった。


子供じゃ無いから有耶無耶うやむやにできそうも無い!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「痛い、痛くない、ここ何処?」


「おねえ、生きてる、オカン、アホか飛び込むなんて!」


「貴女達大丈夫、ここは何処」


「お姉さんは、生きてる怪我は無い」


「お兄さん、いない」


「ジープがない」


「姉御は何処に?」


「叔母さん達もしかしてここは、天国or異世界どっち」


「分からないよ、姉御に巻き込まれたよー」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る