第14話お風呂とベットとお食事と

マネージャー待ちだけど、鑑定してもらおうかな? 


「オリビアさん鑑定してよ」


「どれを鑑定します」


「まずは、ボディソープからね」


「これは付けた所を完全防御12時間ですね!付けて洗い流して使用する」


「なら次は、シャンプーをお願いします」


「鑑定、髪に付けて洗い流すと完全防御12時間! それと輝くそうです」


「最後は、リンスをお願いします」


「鑑定、これは乙女の髪を24時間継続! 魔法防御は100%ですね、洗い流すそうです」


「それでは、これを世間に出しても良いですか」


「「「ダメーです」」」


「マーサーさんはいい加減に勉強して下さいよ、何でも出さないでね本当に!」


「でもさー、3人とも綺麗に成りたいだろー、なら使わないと!」


「流した水に、成分が溶けて流れたらどうしますか?」


「ならこれハンドソープ、そこの洗面台で確かめて見ようよ」


「鑑定、洗った部分を打撃防御100%24時間! 頭が痛いよ、あーあ」


「なら洗うよ、流れた水を鑑定して!」


「ハイハイ鑑定、水・飲むのは駄目よそのまま流しても環境に影響有りません」


「次は、手を鑑定してください」


「鑑定、打撃防御100%24時間継続、2度水で洗うと効果が落ちます」


「鑑定で出た通りに、手を洗う時には常にこれを付けて洗おうよ! 流した水は安全だしね」


マネージャーは、鑑定出来るのかな?


「鑑定はレアスキルなので、そんなに何人も居ませんよ! この街だと商業ギルドに後2人でしたっけ? 私は冒険者ギルドのアルバイトでたまに使ってます」


「ならお風呂で、使っても良いのかな?」


「冒険者ギルドのマスターには、怒られそうですが使って見ましょうよ。使い方を教えて下さい」ぺこり。


「ハンドソープと同じで、水を付けて洗おうとする所を濡らして泡立てる、最後は水で流す。お風呂はお湯でするだけだよ!」


「マーサーさん、使用する所を見せてください」


「駄目です、裸だから駄目です!」


「大丈夫よね、将来夫婦になるんですからね、隠し事は無しでお願いしますよ!」


トントン、扉から叩く音。


「どうぞ」


マネージャーとメイドが現れる。


「お客さま、何か体を綺麗にするものが有ると聞きまして来ました、お教えを下さいませ」ぺこり。


「オーナーとも相談しまして、この宿の発展にご協力して下されば、其れ相当のお礼をしますので何卒よろしくお願いします」ぺこり。


どうしようかな? 裸になるの女の人の前で! 恥ずかしいのに。


マネージャーにも見られるし、本当にどうしよう、あーあ!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「着いたー、確かこの辺りだろ〜妹達の家」


「カーナビだと、この先曲がった所ね」


「ウワーお母さんあそこ、凄い人集りよ」


「報道陣、邪魔邪魔、どけろよ!」


プープー。


「おーい邪魔よ、入れないぞ退け」


「何だ何だ」


「関係者か」


「インタビューしろ」


「退け引くぞ、おーい門、開けろ」 


電動シャッターが開く。


「入ったぞ、閉めてくれ」


車を降りて、玄関から中に入る。


「お兄さんご苦労様です」


「姪っ子ちゃん達も、長旅お疲れ様」


「おい私には、労いの言葉を言わないのか?絞めるぞ」


「お義姉さんもお疲れ様です、もうお帰りしますか?」


「お前たちは! まあ良いはマサシは見つからないのか?」


「今だに、携帯も置きっぱなしで連絡取れませんね」


「金は、持っているのか? 預金通帳は有るのか?」


「打ち上げパーティーと今度の漫画用の資材を買うので、50万程を渡してあります」


「それなら女と逃げるか、携帯もあるし?」


「いや〜ナイナイ、マサシは真面目にしてました。女の影はありませんよ」


「なら本当に大穴の中か」


「近所の噂話を大好きな奥さんの証言です!」


「なら少し信じよう」


みんなで腕を組みながら、円陣を組んだマーサーの家族達!





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る