第12話まだ会議室にいます
「おう入ってくれ」
「失礼します」
騎士が入ってきた。
「騎士隊長か!どうかしたかまさか逃げられたか?」
「違いますよ、盗賊団をどのように捕まえたのかを知りたかったので、お邪魔しました」
「捕まえ方か? 何だそれは」
「頭の額には穴が合ってですね、それが弓だと言っているんですよ、捕まった奴らがね、その捕まった奴らはカミナリ魔法でやられたって言っているんです。そんな凄い奴が、冒険者ギルドにいるかを確認に来ました」
「その事ならば本当だ、こちらもその事でアタマを抱えている所だ」
「本当に事実なら凄い事だ、騎士隊でもスカウトしたいほどだ!」
「隊長は、何処まで黙っていられる」
「何の話だです? その事は喋れない話なんですか」
「そうだな凄い危険な話だ、聞いたら後戻り出来ないと思ってくれ」
「おいおい副ギルマスさんよ、ギルマスはどうしたんだ」
「そうねギルマスの言う通りよ、聞けば後戻り出来はないわね、それでも聞きたいなら覚悟をしないとね、ちなみに覚悟をした私は、その人の嫁に行って第一夫人よ」
「待ってエイル! 何言ってるの」
「言った者の勝ちよね」
「まあまあお前ら少し黙っていろ、隊長盗賊団の事は事実だ。これ以上は責任を持てないので、出口の扉に行った方が良いぞ、いれば頭を抱えるぞ!」
「そうかなら聞かせてくれ、俺は逃げんよ、何があってもな!」
それから30分後。
「悪いが、逃げさせてくれ」
「駄目だよ、もう逃げれん」
「こんな事になるなら、副隊長と交代すれば良かったよ!」
「とりあえず今後の事だ、マーサーをどうするかだ?」
「俺はこのまま自由で居たいですよ、それだけです」ぺこり。
「ならおねーさんの所に来なさいね、好きにしていいわよ」
「私達だって自由にしてて良いし、色んな所に行けるわよ」
「ギルマス、そこの男は誰だ?」
「さっき言っただろう、それらの魔道具の持ち主だよ、気おつけろよ失礼な事すると4人に殺されるぞ。それとこれを見ろよ、本人は飲み物と言うが鑑定したらポーション50人分だ、それも劣化無しの最上級の物だ!」
「本当かよ、そんな物は見た事も聞いた事も無いぞ、でも目の前にあるんだよなぁ」
「そうだ、また1つ増えたな言えない事がハハハ」
「マーサー君、今日はとりあえず宿屋で大人しくして居てくれ! 明日は迎えをよこすからな。エイルはいい宿の案内は無しだ、オリビア達に送って貰おう。オークラだな宿代はギルドに付けといてくれ」
「送って行く部屋は、最上階の部屋で可能か?」
「最上級のもてなしでお願いすると、宿のマネージャーに伝えてくれ」
「分かったよ、マーサーさん行くよみんなも!」
「待ってよ、私も行きます」
「駄目だよエイルは、俺たちと会議だ! オリビア早く行け!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「さて行くか、私の車ならおまわりに、捕まらなければ3時間位か?」
「お母さん、私も行く」
「オイラも行くよ、お兄の彼女見に」
「あんた達は留守番よ、死んだお父さんに何かあったら言い訳も出来ない」
「お父さん?朝の農作業だよ!」
「何回目、お父さんを殺すの」
「雰囲気よ雰囲気! その方が面白いでしょー」
「おーい何の話だ、お前のGTRエンジン掛かってるぞ! どこの族狩りだよ、いい歳なんだから、やめとけ!」
「誰がいい歳だってさ、ぴちぴちの30代よ、本当に死んどく!」
「まあ待て本当に何の話だよ、教えろよ!」
「マサシが大穴に落ちて行方不明の上に、彼女と逃避行だとさ」
「話が分からんな? 何処に行くんだ?」
「アンタの妹達の所よ、さっきニュースで知ったの締め上げに行く」
「おいおいそれはやめとけ、とりあえず俺のジープで行こうか?」
「私の車で行くよ、かっ飛びで!」
「お前のは1人乗りだろー、改造しまくりで燃費3kぐらいしかないし、早くても給油代バカにならないって」
「だからさ、一人で行ってくるんだよ」
「みんなで、東京見物に行こう」
「「ワーイやった」」
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