第11話女の戦い
「エイルさん、貴女がいくら優秀な受付嬢かは知りませんが、ここは流石に引けませんよ」
「オリビアさん、ここは引いてもらってさ、私の幸せの為にね!」
「あのねお二人さんは、何故そう成るの?」
「決まっていますよ、貴方が優秀でカッコいい男の子だと」
「ふざけないでよ、最初に会ったのは私達が先よ!」
「そうよ」
「そう」
「マーサーさんもね! 初めて会った受付嬢か2日も一緒にいた私達か、
どちらが良いのよ!」
「愛に時間は関係ありませんよ、一瞬で恋に落ちますからホホホ」
「エイル本性を表したね、貴族の笑い声だわ」
「貴女達だって、言葉使いが悪いわよ」
「何さ」
「何よ」
「そうだそうだ」
「ふざけるな」
「なら貴女達の内で誰がマーサーさんのお相手に成るのよ、まさか3人ともかしら!」
「それはね」
「オリビア私は2番手でも良いよ」
「なら3番目」
「おーい、俺の意見も聞いとくれよ!」
「そうねマーサーさんの意見も聞かないとね」
「よしどちらを選んでもいいぞ、こちらは処女3人だ、アチラは中古1人だ」
「ふざけないで私もまだ経験ないわよ! それに人数なら後で足すわよ!」
「「「「さーマーサーどちらと結婚する!」」」」
「後日検討するので、今日は解散でお願いします」ペコリ。
「ふざけないでよ! 女にここまで言わして逃げるの。オリビアさん、此処は共闘しましょうね。このまま高級宿まで連れて行きましょう!」
「そうねいいかも」
「お前たちいい加減にしてこれからの事を」
「いい加減じゃありませんよ、本気です」
「そうだそうだ」
「ギルマスは、黙れ!」
「女の戦いだ!」
コンコン、扉が叩かれる。
「何だ」
「ギルマス騎士隊の方が来ました」
「こちらに通せ関係者は皆いる!」
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遡る事少し前、騎士隊事務所。
「お前達の頭は死んだ、素直に吐けば鉱山送りで
済むかもしれん」
「どうやって頭は死んだ額に穴が有ったが?」
「それは、アイツらに弓で撃ち抜かれたんだ本当だ!」
「ばかを言うなよ、そんなに強い矢などどの国にもない!」
「本当だよ信じてくれよ、弓で射抜かれたんだよ」
「ならお前達はどの様に捕まったんだ!」
「雷みたいな魔法だよ、皆んな痺れて動けなくなったんだ」
「カミナリ魔法なんてこの辺の冒険者には、出来る奴などおらん! 嘘をつくな!」
「本当だ信じてくれよ俺達は、カミナリに撃たれたんだ! 昨日の雲じゃないんだ」
「最後に、お前達のアジトは何処だ?」
「捕まった所より少し行った所だ、案内できる」
「他の仲間は、居るのか?」
「もう恐らくは、いないお宝が少しあるくらいだ」
「副隊長コイツら連れてアジトに行ってこい人質がいると困るからな。俺は冒険者ギルドに行ってくる、夕方にでも報告をくれよじゃあ行ってくる」
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「そこに映ってる事は、本当なんだね!」
「はい本当見たいです、私もさっき見に行きました」
「何で連絡来ないのさ、事件だろーに」
「イエ、現在調査中でして、関係部署に連絡してましてその」
「とにかくマサシは帰って無いのだろー、何故すぐ探さなかったんだい」
「いやー女の所にでも行ったかなーと」
(嘘でーす)
「ホウ、変な虫をつけない様に、アンタらの所に行かしたんだ! よその責任どう取るんだい」
「お兄ちゃんに、彼女出来たの」
「お兄に、女出来たのか!」
「あんた達は黙っていなさい」
「おばちゃん、お兄ちゃんの彼女綺麗で頭良い!」
「おばちゃん、お兄の彼女強いか!」
「会った事ないんだ、分からない」
(見てないもん、嘘だし)
「兎に角すぐ行く、首洗って待ってろよ」
「いやだー逃げるよー妹支度しろ」
(駄目だ騙されない)
「お姉さん諦めて、大人しく居よう、外は報道陣だよ」
「報道陣のアホー」
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