第10話 まだまだ会議室

「もっと凄いのはこのテントよ、どの位凄いかと言うとねこの時点で鑑定してもただのテント、はい鑑定」


2人とも鑑定してる。


「そうだなごく普通のテントだな」


「私もそうです」


「次に少し建てて裾を広げます、それと光ったら鑑定して下さいね」


3人で建てると、少し光る。


「はい鑑定」


「おう鑑定」


「鑑定」


また固まる、ギルマスと受付嬢。


「何だこれは! こんな物は、国宝に決まっているだろー!」


怒り顔のギルマス。


「マーサーさんのテントを出して」


俺は、新しいテントを出す。


「ギルマスこのテントの凄いのは外側1mに渡ってね、結界が合って少しでも重なればその部分も結界の範囲に成るんですよ。さらに使用者は名前を書いた人しか使用できなくて、許可なき者は入れません、魔法も武力も弾きます!」


「待ってくれよ、少し落ち着かせてくれ」


「ギルマス、私はお茶お持ちします」


「お茶ですか? 俺持っていますから出しますよ!」


「マーサーさん、駄目よそれを出しては」


遅かった、俺は人数分を出してしまった。


「ギルマス飲んでも良いけど、その前に鑑定して下さい」


「色は緑でこの容器は透明な瓶で、軽くて潰れるのか? 何の素材だ?」


「ギルマス、それより中身を鑑定して下さいね」


「オウ鑑定」


「はい鑑定」


またまた固まる、お二人さん。


「ギルマスそれをマーサーさんは、銀貨1枚で売ろうとしました。ユーナなんて半分以上飲んでから気がつきましたよ。味もそんなに苦く有りません」


「待て待てこれポーションだろ、それも最上級の! 劣化も殆ど無しと出ている。ギルドにも欲しい位だぞ!」


「はい冒険者達の為にも、予備に備蓄したいです!」


「まだ有りますが、この位で保護の対象になりますか?」


「そうだな保護しないとな、それでこのポーションは幾らで売ってくれるのか?」


「その話はまた後で、保護の話をしましょう!」


俺は珍獣か?


「お前たちはマーサーとは、どんな関係にしたい! ここで別れるならギルドで保護するがどうする」


「別れてもらってギルドで保護しましょう。それが1番ですよギルマス」


「エイルさん何言っているの、だれもそんな事言ってないわよ」


「「そう」」


「イエイエそれが貴女達に取って、負担のないやり方だと思いますが!」


「何気におかしな方向に、行ってませんか! エイルさん」


「それではマーサーさん、結婚しましょうね! ここの副ギルマスの私の旦那様ならそんなにちょっかいを出されませんよ。王国で5番目の街の副ギルマスの旦那様でしたら、貴族としても私は一応は、辺境伯3番目の妻の娘ですし大丈夫でしょう!」


受付嬢と思ったら副ギルマスさんなの? それに貴族の娘さん!!!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「あんたらどれだけ待たせるのさ、聞いてるかい!」


「はい聞いてます、姉さんに変わります」


「私は、此処に居ないって言ってよ」


「無理よ、変わるて言ってしまったもん」


「裏切り者め」


「電話変わりました、義姉さんお浸しぶりで兄は元気ですか」


「兄じゃない、マサシは元気なの」


「凄く元気でね、今も買い物に行ってます!」


「それは、大穴の中じゃないのかい!」


「そんな事は有りません」


「さっきお前は、テレビに出ていたんじゃないか! 映っているのは、お前達の家じゃないのかい」


「テレビをつけて、早く!」


「これは・・・・・・」


「ここが行方不明の方の仕事場です、スタジオどうぞ」


スタジオどうぞじゃないだろー、報道のアホタレ!!!




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