第8話 やっと街ですよ

さてこいつらを、どうしようか?


「死体も含めて、ギルドか門番に持って行けば懸賞金出ますよ、連行しますか?」


「そうだよねリアカーに乗せて、死体と捕まえた奴を乗せて、交互にコイツらに漕がせるかな、俺らは周りから弓か傘を構えて、護送しょう」


後ろ手に縛って足も縛る、漕ぎ手は自転車に括り付ける。


5台出して3台には盗賊を、残り2台は俺たちが分かれて運転。


傘と弓を構えて、護送しよう。


なんだかんだで、街に近づく。


「よし止まって、そのまま待ってて」


オリビアが、街の入り口に向かう。


少しして騎士隊見たいのが2・30人こちらに来る。


「コイツらが盗賊か?これは死んでいるがゾーン盗賊団か!」


頭を見て騎士の1人が呟く、オリビアもやってくる。


「どうだ大物だろー!こいつら連れてってくれよ、この運ぶ道具は貸さないから歩かせてくれ」


死体と残党を騎士が、持って行く。


「よし入り口で受付をして、冒険者ギルドに行こう!」


自転車とリアカーを、アイテムBOXにしまって入り口に向かう。


入り口に向かう途中に、オリビアに話しかける。


「俺は証明書を何も持って無いよ、大丈夫かな?」


「大丈夫だよ、審査はすぐ終わるからね」


列が進み、俺たちの番がやって来た。


「通行証を見せてください」と兵士。


「私達のはこれね」


何かのプレートを見せている。


「この子はまだ証明書が無いから、仮通行証を出してください!」 


「ならこの石板に手を乗せてくれ、犯罪をして無いなら何も変わらない」


石板に手を乗せるが反応無し。


「それではこれを持っててくれ、何処かで証明書貰ったら返しに来てくれ」


木札を貰った。


「早々期限は5日だよ」と兵士。


ありがとうございます、ペコリ。


「ほらマーサーさん行くよ、今度は冒険者ギルドにね」


「こっちこっちよ」


「早く早く、着いてきてね」


「ほらここが、エイル街の冒険者ギルドよ、中に入ろー」


俺の前に古びた3階建ての木造建築物が有る。


「マーサーさん、こっち受付に行くからね!」


皆んなの後をついて行くが、ジロジロ見られてる。


ここも定番が、あるのだろーか!


「エイル討伐終わったよ、後ギルマス呼んでくれる」


「オリビアさんお帰りなさい、依頼完了書を出してください」


「これと後ね、ゾーン盗賊団を捕まえた!」


その話を聞いて、固まる受付嬢。


「いつの話ですか?まだ聞いてませんよ!」


「ついさっき騎士隊に渡したよ、頭のゾーンは殺したけど14・5人捕まえた」


「お手柄と言うか、危ない事はしないで下さい」


「それを含めてギルマスに、話があるのよ」


「早々早く呼んで下さい」


「なら奥の会議室に行きましょう、そこの貴女ギルマス呼んで来て下さい」


俺達は奥の会議室に行く!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「ニュース見た姉さん?」


「まだよ、なんて言ってる?」


「まだ行方不明者は1名とだけね、名前は出ていないよ」


「まだ間に合うか、とにかく現場見てくる!」


「早く連絡しないと、名前が出る前に」


歩いて見にくるが、報道陣と野次馬がすごい。


帽子とサングラスして、隠れる様に見ていたが、報道陣の前にいる女が手を振っている。


「あの人よ、ここで落ちた子の叔母さんね、関係者よ」


報道陣人のカメラと視線とマイクが、私に向かって来る。


「今の心境は」


(あなた達に見つかって最悪よ)


「甥っ子が心配です、手がかりでも有ればいいのに」


「甥っ子さんの名前は歳は」


(それ言ったら身バレするでしょう)


「突然何で少し考えさせてください」


「甥っ子さんの職業は」


(それを言ったら私の身バレしちゃうでしょう)


「私の所で、仕事を手伝っていますよほほほ」


「なら貴女の職業は、何ですか」


(お前らしつこいぞ)


「絵を少々描いてます」


「その人有名な漫画家よ、ねえー」


(ババアよ、喋るな!)


「失礼しますね」


走って逃げるが、家まで報道陣が追っかけて来る。


「どうしよう」


玄関を入ると、ポケットの携帯電話が鳴る。


表示を見ると。


「義姉〜」










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