第3話 移動しようそして異世界定番の?
移動は自転車で移動する、マウンテンバイクだから漕ぐのが楽だよ。
何処に向かおうと考える、切り株で北南は分かるが、街村は分からない。
南の方に行くことにする、道なき道をひたすら漕ぐ。
魔物が出ても武器はカッター大小2本。
小さい方を落ちている枝にガムテープテープで巻き付ける。
ガムテープしか無いので仕方がない、絶縁テープならもう少し綺麗に巻けるのだがな。
ガムテープの補強じゃ、ウサギも退治出来ないだろーな? すぐ壊れるな。
とりあえず漕ぐか右手に傘を、左手にカッター付きの枝。
防具は雨合羽しかない、ゴブリンが出ても勝てる気がしない!
両手に物を持ってると運転しずらい。
走ること1時間、今のところ異世界定番のゴブリンや一角ウサギにも合わない。
そして道に出た! ここからは馬車が、襲われているのが定番のだが?
カッターと傘じゃ助けに行けないので、のんびり昼食。
おにぎり出してコピーして残りは、マイバックもコピーして入れておく。
オリジナルは食べないよ、何故ならコピーのコピーは出来ないみたいだ!
後ろのシールにコピー不可と書いてある。
オリジナルは書いてないので、又出来るみたいだ!
お茶とおにぎり青い空だ、故郷に戻ったみたいだな。
「お兄さん、美味しそうな物を食べてるね?」
え〜ビックリした! 目の前に女の子が、3人立っている。
「ちょっとユーナ走って行かないで!」
「早々走るとね、お腹が減るのよ歩いてよ」
「お兄さん、その美味しそうな物分けて頂戴よ、お金は払うから!」
「その黒いのが美味しいの? 石じゃないのね」
「ユーナが言うなら美味しいのかな?」
今俺が食べるのはシャケおにぎりでこの世界で食べさせて良いのかな?
「これはシャケおにぎりと言うたべものです、お米と川魚のシャケを焼いて海苔で巻いた物です」
「聞いたことのない食べ物だな」
「でも臭いは美味しそうだよ!」
「ならとりあえずは、1個ずつ食べて見てね、お腹壊さないなら追加で出すよ」
俺はビニールから、おにぎりを出した。
「美味しいね、塩が効いている」
「これは馬の餌のアレなの?」
「この黒いのは何なの? 海苔て何」
「海苔は海藻、米はこの世界では、馬の餌なんだ残念ね、それに焦って食べると喉につかえるよ、気おつけてよ」
「うっウーン」
ユーナと言う名の女性が、やはり喉につかえた。
「ほらこのお茶飲んで早く」
俺は紙コップにお茶を入れて、飲ましてあげる。
「お兄さん、ありがとう」ペコリ。
「ユーナそれ大変よ!」
「ん何が?」
仲間の女性が、慌ててる。
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