第49話 魔女エシャール
魔女エシャールが持つ槍を目にしたヴィルジニーの顔が紅潮し、彼女の身体が震えだす。
「この聖槍の力に惹かれて来たんでしょ」
「はあ……はあ……」
ヴィルジニーの呼吸が乱れ、身体が震え、全身から汗が噴き出す。
「貴女の身体が聖槍の力を欲しがっている……聖槍の力を受け止める資質は充分あるみたいね……でもしばらくはおあずけよ」
魔女エシャールはゴブリンの女ヴィルジニーに口づけをする。
「んーっ!んーっ!!」
「わたくしの魔力をたっぷり注いであげるから、今はこれで我慢して」
魔女エシャールは一旦、口を離す……エシャールのドレスの裾から蔓草が伸びてヴィルジニーの口腔内に侵入していく。
「んっぐ!んーんー!!」
ヴィルジニーの脳を強烈な快楽の波が襲い。彼女の身体が激しく痙攣する。
「貴女は特別よ……わたくしの濃い魔力をたっぷり注いであげる」
魔女エシャールは再び口を合わせると、自身の魔力をゴブリンの女に注いでいく。
…………
「ルーネ大丈夫か?立てるか?」
「ええ、なんとか」
魔女エシャールに吹き飛ばされたルーネがポールアックスを杖替わりにしてゆっくりと立ち上がる。
…………
……魔女エシャールの魔力を注ぎ込まれたゴブリンの女ヴィルジニーの肉体が変異していく。
「熱い!熱いぃぃ!」
ヴィルジニーが激しくもだえ苦しむ。その様子をエシャールがじっと見つめている。
「順調ね、胸が熱くてムズムズしてくるでしょ」
ヴィルジニーの平らかだった胸は膨らみ、あふれだした濃密な魔力に耐えきれず衣服がはだける。ゴブリンの女の肉体が魔女エシャールの魔力によって変容していく。
豊かに膨らんだ胸、しなやかで美しく伸びた手足、魔力で創り出された白霊布のブラとショーツが彼女の褐色の美しい肉体を包み込んでいる。
「何だか……凄く気持いい……力が漲ってくる……こんな気分初めて」
ヴィルジニーは豊かに膨らんだ自身の胸を触りながら、恍惚の表情を浮かべる。
「フフフ……気に入ってくれた?それは良かった……でも聖槍の力を手に入れればもっと気持ち良くなれるわよ」
「これより……もっと?」
「ええ、そうよ、年を経て衰えるどころか、年月を重ねる度により強くより美しく成長していく聖槍の女神の肉体……貴女も欲しくない?」
「……欲しいです」
「なら貴女の力をわたくしに示してみて?」
魔女のエシャールはヴィルジニーと指を絡ませながら、彼女の耳元で囁く。
「力……示す?」
エシャールはルーネを指さす。
「あの淵術師を倒してみて?それが出来たらこの聖槍を貴女にあげるわ」
「はい……わかりましたエシャールさん……」
「貴女ならできるわ……貴女は特別な存在だもの」
魔女はヴィルジニーの髪を優しく撫でた。
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