第10話 鬼の行動力

「、、、つまんないわ。」

謹慎生活が一ヶ月経った頃、アメリアは今の生活に飽きていた。


「何かないかしら?、、、いっそこの屋敷を脱出、とか?」

そこらへんにあった本を適当にパラパラめくると面白いページを見つけた。


「魔力が上がる方法、、?これできっとあなたはクラスの優等生にマウントを取れる!ってなによ、これ。」


『魔力が上がる方法その一、森に行こう!

 森にはたっくさんの魔獣や薬草があるよ!特におすすめなのがウッズワース領ウッドウィッチ村「アルゼ山」通称:魔女の森 だよ!ちょうど近くにフローレンス領があるから死にそうになったらすぐ病院に行けるしね。フローレンス領の医術は【エルビス王国】内で上位に入るほど!これなら安心』


「へー。」


そしてまたペラりとページをめくる。


『そのニ、薬草をポーションにする方法』


「ほー。」


、、、、、気づいたら全部読み終わっていた。


「、、、よし!私も魔女の森、行こう!!なんか楽しそう!」


アメリアは早速、探検にはなにが必要なのかを調べることにした。


「冒険に行くには、、、【動きやすい服装】、【魔力地図】、【ランタン】、。、、、よし、全部リストにして買ってもらおう。」


研究に使いたいから云々言えば、なんとかなる!、、気が、、する。


「ま、やってみないと分かんないよね。」


アメリアは早速紙とペンを持ち、ほしいものを書いた。


「後は、、侍女が来るまで、、あと2時間ぐらい?、、それまで昼寝しよ。」


思いっきりふかっふかのベットにダイブしたアメリアだったのであった。







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