第17話

心配だ~ティアが休んでる理由を聞いて授業に集中できない。

王子教育も済んだ俺にとって、学園の授業なんて楽勝だけどな!


よし!脳内シュミレーションタイムにしよう!


ティアは甘いものが好きだと言っていたからまずは菓子を届けて存在感をアピールする!

きっと礼儀正しいティアなら次に会った時にはお礼の挨拶をしてくれるはずだ!

そこでランチを誘う。もちろん食堂まではエスコートする!

ここまでは完璧だ!

前回は緊張してあまり話せなかったもんな。

もっともっとティアのことを知りたい!

いつかは俺のことを好きになって欲しい。

そして将来は俺のよ・・嫁になってくれたら世界一幸せになれる自信がある。



それにしてもあのピンク頭は何を考えてるんだ?

俺を落として王子妃の地位を狙ってるのか?

男爵令嬢では王家に迎えることなど出来ないことは貴族なら子供でも知っている。

なのに何故嘘をついてまで近ずこうとするんだ?

何が他の狙いがあるのか?

警戒はしとこう、またティアに冤罪をかけるかもしれないからな!

ティアは俺が守る!


あ!シュミレーションタイム終了のチャイムが鳴った。

ピンク頭のせいで貴重な時間を有意義に使えなかった。


さっさと帰ってまずはお菓子を用意して届けさせた後はゆっくりシュミレーションだな!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る