┣容姿、服装、武器・忍野【二幕】

■容姿

「お初にお目にかかります。

 私、《神風天覧試合》立会人、空木 忍野と申します」

 自己紹介を受け、文殊は改めて忍野を観る。

 事前に浪馬から聞いてはいたが、なるほど、時代劇から抜け出てきたような人物だった。侍然とした和装に大小の帯刀。端正な顔立ちは、地下にあって光を放つよう。凛として涼やかなたたずまいは、白鞘に収めた名刀を思わせる。

                 ──【前幕】畔 蓮葉 VS 八百万 浪馬 其の四

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