┣人物・浪馬【幕間】
🔳性格
■女好きで有名
「その状況で蓮葉をナンパするんだから、心底イカレてるな、あいつ」
「浪馬くんの女好きは有名ですからねえ」
──【幕間】魚々島同盟 ー手札交換ー 其の四
■我がままで気まぐれ
わざわざ訪ねてくる程度に文殊を気に入っているとはいえ、我がままかつ気まぐれなその性格は、族の世界で知られている。洋がダイナマイトなら、浪馬はニトログリセリンだ。対応を誤れば大惨事になる。酒を入れる余裕などない。
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の二
■情熱のカリスマ
予想通り、浪馬は強引に押してくる。
超絶の強さに加えて、この熱量と単純さが浪馬の魅力なのだろう。その気まぐれ故、熱は簡単に方向を変えるのだが、それさえもカリスマになる。九州の暴走族を束ねたのは伊達ではない。
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の二
■煙草は吸わない
文殊は煙草を取り出し、火を点けた。
「吸うか?」「ヤらねーつーの」
既視感の正体に思い当たり、にやりと笑う。
「魚々島も吸わへん言うてたわ」
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の三
■ザル
浪馬の口から、ペラペラと新情報が洩れ出てくる。
洋の口ぶりから守秘義務があるものと思っていたが、浪馬は心配になるほどのザルである。勧誘目的のサービスかもしれないが、おそらくは何も考えていない。
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の三
■野試合は嫌い
「けどマ、どのみち今日、魚々島と
「なんでや?」
「ギャラリーがいねーンじゃ、燃えねえだろ?
俺のド派手な槍で、連中のド肝を抜くから面白ェんだよ。
《野試合》なんざ、無観客試合みてーなモンだ。
どうせ全員と当たンだからよ。セコセコ技を隠す奴の気が知れねェ」
「ま、おまえらしいわな」
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四
■生粋の派手好き
浪馬の言い分は、つまるところ戦略度外視の
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四
■案外、策士
「だからヨ、文殊。オレと組もーゼ?」
「アホこけ。それとこれは話が別や。
と言いたいとこやが……考えるくらいはしたる」
「オッケーオッケー。
オレの白熱バトルを見りゃ、考えも変わるッてモンよ」
「……おまえ案外、策士やな」
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四
■案外、説明が上手い
「……おまえ案外、説明うまいな」
「博多もんのベシャリも、悪かねーだろ?」
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四
■故事を知らない
「『しつこくしない、あきらめない』がモットーだからナ。
それにホラ、中国の故事にもあッたろ?
コーメイだかを軍師に誘うのに、名将が『三ベン回ってワン』したッて話が」
「ねえよ」「アレ?」「とりあえず劉備玄徳に謝れ」
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四
■怪傑の晴れ舞台
「ショージキ言ってヨ。
ゾクで暴れてる時ァ、ンな奴一人もいなかッたんだヨ。
向かうトコロ敵ナシ過ぎて、
ちょっと面白かったのはオマエくらいでヨ」
浪馬の告白は自信過剰ではない。客観的に見て、ただの事実だ。
「それがヨ、文殊──
『やらなきゃわからねェ』んだヨ、どいつもこいつも。
信じられッか? 《天覧試合》の候補者、全員だゼ?
オレみてーなバケモンが、五人も揃ッてやがる……最高だゼ!」
怪物の孤独と、愉悦。
浪馬の顔に次々と躍る表情に、文殊は一抹の寂しさを覚える。
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四
🔳異名
・《不死騎王》のあだ名を持つ。
「ですが……いずれのケースでも無傷。
バイクが壊れることはあっても、傷一つ負うことなく、戦い続ける。
ついた渾名が、《
──【幕間】魚々島同盟 ー手札交換ー 其の四
🔳口調
■標準語の理由
・カタカナが混じってる理由は、謎。
「……おまえも博多弁やないやろ」
「おう。戻ったゼ、文殊。
ウチは母親が九州じゃねーからナ。
それに標準語の方が、なーンかモテんだよね、オレ」
──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー
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