道々の輩(ともがら)とは
🔳道々の輩(ともがら)
網野史観を下敷きにしている。道々の者とも。
道々の者、道々の
非農民の職能である彼らの起源は諸説あるが、封建社会において法の支配を拒み、時の権力に従わず在り続けたのは共通している。天皇のみを頂きと認め、法の届かぬ天領や市井と交差する辻端で商売を行う。政府に疎まれ、民には差別され、人外として扱われることも多かった。表の歴史に彼らの名が乏しい
明治以降、道々の輩は徐々に減った。戦後には加速度的に減った。社会構造が激変し、西洋文明が押し寄せ、輩はおろか武士すら姿を消した。文化も誇りも、魔法のような独自技術も、その多くが失われた。
忍野は思う──確かにそれは、歴史の必然ではあった。
しかし、彼らは絶滅などしなかった。
──【開幕】《神風天覧試合》、始まりの儀 其の五
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