🔳┳人間関係・烏京
🔳洋
・初対面時は「魚々島最弱」という情報を鵜呑みにしていた。
・その為、洋を見下した言動が見られたが、《天覧試合》を経て洋の実力を認める。
「その通り──人を鍛えるのは環境だ。
魚々島の強みは素手で魚を捕り、水中で鮫と渡り合う身体能力に尽きる。
海という過酷な環境あらばこそ、魚々島になれるのだ。
故にオレは指摘した──こいつは《陸亀》の出来損ないだと。
このだらしない腹を見れば、誰でも一目瞭然だろうがな」
──【前幕】魚々島 洋 VS 松羽 烏京
「最後は力技だと──ふざけるな」
悔し気に。けれど満足気に。
最後に洋を見やり、吐き捨てる。
「──反吐が出るほど、魚々島だ」
──【一幕】魚々島 洋 VS 松羽 烏京 其の十
騙し合いのシーソーゲームを経て、烏京は理解している。
とぼけた風貌に反して、洋は切れ者だ。「小賢しい系のデブ」の自称は伊達ではない。事前に烏京が弾いた程度の
──【後幕】魚々島 洋 VS 松羽 烏京 其の四
「次はハンデなしだぜ、烏京」
烏京は瞠目した。
「──当然だ」
やや遅れて応じた烏京に、洋が目を丸くする。
「……おまえ、笑うんだな」
──【後幕】魚々島 洋 VS 松羽 烏京 其の四
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます