┣容姿、服装と武器・烏京【二幕】
■容姿、服装
眉を吊り上げ吐き捨てたのは、痩身長躯の黒装束だ。翼のような袖口と口元まで覆った襟巻。切れ長の双眸は猛禽の眼光を宿している。
──あれが魚々島と戦り
浪馬の語った激戦を思い出し、思わずまじまじと見てしまう。
その姿は、まさに文殊が想像していた《道々の輩》だった。闇の世界で技を磨き、脈々と生き継ぐ孤高の民。文殊の視線に気づきながら一瞥だにくれない。族上がりなど眼中にないという態度が、ありありと見て取れる。
──【前幕】畔 蓮葉 VS 八百万 浪馬 其の五
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