誰にでも優しい
彼女さんはとってもいい人。メイクやスタイルや、お顔まで褒めてくれる。そういう優しいところが、あなたにはたまらないんでしょうね。それが、少しだけ胸にきてしまうときがある。あなたもあなたよ。みんなでいるとき、気づけば会話の内容が二人の世界になってしまって、同じ個所で腹抱えて笑ってるってことざらにあるんだもの。私たち、やっぱり、何処をどう見たって、誰が見たって、いい友だちよね。悪友っていうのかもしれないけれど、それも悪くないかも。私の冗談を一番に受け止めてくれるところも、誰かと対峙するときには味方になってくれるところも、あなたにとっては友だちとして接しているなかでの当たり前なんだろうなぁ。だから、そういうのって、他の人にもしてあげてほしい。やっぱりあなたは誰にでも優しいのねってわかれば、きっとどこかでやきもちを焼くけれど諦めがつくの。沢山いる中の一人なんだって。思わせぶりな態度をとられているなって思えるのにね。……勝手で本当にごめんなさい。友だちを大切にする人だって分かってるから、余計に自分の阿呆さ加減に泣きたくなる。あなたは変なところで私を大切にしてくれるから、嬉しいのにずっと辛い。残酷な人。
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