日常?

 そして、何事もなかったかのようにベットの上で目覚めた。さっきまでの惨劇は何だったのか、、、?確かに現実だったいや、もしかしたら同じようで違う世界なのかもしれない、、、、、。


 気になって僕は窓のカーテンを開き、外のマンション駐車場を確認してみた。先ほどの惨劇があった場所は何事もなかったかのように学生や仕事に向かう人々が胃rだけだった。じっと目を凝らしてみていると、ぼうっとモヤのようにあの惨劇が黒い影を落とした。でも人々はそのことに気づいていない様子だ。なぜ、なぜ僕だけが見えているのか、ここは何なのか、、、、。きっと現実ではあるんだろう、なぜなら僕の体は熱を持っているし、心臓も動いて脈を打っているからだ。ちゃんと此処に僕は僕として、存在しているのだ。その時、ことんと床に何か落ちる音がした。窓から視線を外して、音のした方向へ視線を向けるとそこには、時計が落ちていた。落ちた時計を拾ってみると、時計の画面はひび割れて時計は止まってしまっていた。先ほどの惨劇によって、心は不安定になって、思わず何もかもに疑いを向けてしまう、、。もしも、もしもこの世界が虚構だとしたら、、、、。

 僕は何を信じればいいのか、、、、。

 居ても立っても居られず、もう一度窓の外を見やると、ぼうっとしたモヤは明らかにあの惨劇をしっかりと再現していた。その時、窓にメッセージが浮かび上がってきた。

“真実を知る覚悟はあるかしら、もしもあるのならばこの虚構の世界から連れ出して、貴方に真実をゼロからお教えします。もしも貴方に真実を知る覚悟がなければ、もうこのまま虚構の世界で、少し眠りについてもらいます。

 真実をみますか?それとも目を背けて眠りにつきますか?”

 僕はつらつらと浮かび上がってくるメッセージに息を呑んだ。どうするべきなのか、現実から目を背ける方が楽にはなれる、その一方で知ってしまえば、もう後戻りすることはできず、受け止め進んでいくしかない。

 葛藤の末、僕の出した答えは_______

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゆめ 出雲澪 Rei Izumo @izumorei

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ