乖離
大学に着き、教室へ向かうともうすでに午後の講義が始まってしまっていた。
不幸中の幸いと言えるのか、お気に入りの席である教室の出入り口付近の座席が空いていた。僕は気配を消して、周りに気づかれないようその座席へと座って、何気なく講義を受けることにした。
教授には午後の講義に遅刻したことがバレることなく、まあ唯一友人にはバレてしまったが、なんとかなるだろう。むしろ、午前の出られなかった講義の内容などを共有してもらえた為、結果的によかっただろうと言える。
夢から覚めてからは講義に遅刻したり、実は財布を忘れてしまっていたりと
次々にトラブルは発生したが、どうにかやり過ごすことができた。
それから家に帰宅した僕は一日の疲れで夕食を軽く済ませて、寝ることにした。
何か忘れてしまっているようなと心に引っかかるものもあったが、眠さには勝てずベットに沈み込んだ。
濃い一日だったなあと今日の出来事を振り返っているうちに
眠気に誘われた僕は、いつの間にか寝てしまっていた。
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