第75話 滑り台

おいら滑り台。

おいらの居場所は公園。の片隅?かな?

足元は安全?のために軽く砂場になってるよ。

おいらって意外に新しいんだ。

1922年にイギリスの公園でデビュー。

当時の滑り台って、ただ、板がななめになってるだけで、

気を付けないとひっくり返ってしまったんだ。

そして改良を重ねて今。

おいらはステンレスで出来てるよ。

家の中用にちっこい仲間もいっぱいいるよ。

まあ、大人気の遊具。ってことさ。

しかも!

おいらって、高いんだよ。

作ってる所、売ってるんだけど、余裕で100万円超えちゃうよ。

それにすんごい滑り台もあるんだ。

外国だと、5000mもあるんだよ。

おいらは普通の滑り台。5mちょっとかな?

それでも滑ってみて。楽しいから。

おいらに、いろんな子たちが滑りに来るよ。

ちっちゃい子はおそるおそる。お父さんやお母さんと一緒に滑ったり。

10歳ぐらいかな?寝転がってすべったり。坂を走って上っていく子も。

うつ伏せになって滑る子もいるなあ。顔大丈夫かな?

でもみんな危ないから気を付けてね。楽しく滑ってほしい。

そういやあ、受験生の小学生もおいらの坂を上るよなあ。

滑りやすいのを上りきる。縁起かつぎ?

でも結局そのあと滑っていくんだよね。

受験もだけど、大きくなって人生も滑って転ばないように気を付けてね。

あ、あと、

滑るのは人間ね。砂、滑らしたり、犬、滑らしたりは駄目だよ。

え?犬。滑って喜んでる犬いるの?

そんな犬は動画投稿へ。

でも、そんな子に限って

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