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しばらく歩いていると今度は片手で
どうやらパンダのぬいぐるみらしい。
さっきのプレス機といいぬいぐるみといい
変なものばかりが置いてある。
私は
白い毛並みが日差しを反射して所々キラキラしている。
ぬいぐるみを引っくり返し顔の方を見てみるとそこには可愛らしいパンダの顔はなく人間の目玉がパンダの目の代わりに埋め込まれていた。
二つの目がこちらを見ている。
愛らしいぬいぐるみにはあまりにも不釣り合いなそれは 異様な雰囲気を
一体誰がこんなことをするのだろうか。
と、突然ぬいぐるみが歌いだし、目玉をキョロキョロさせている。
可愛らしい少女の声で歌っているが、それがさらに不気味さを助長している。
最後に
“私を
と言って止まってしまった。
抉り出す?
目玉をということだろうか…
私は恐る恐る目玉を取り出した。
奥の方に何かが見える。
どうやらUSBのようだ。
嫌な予感しかないが、とりあえずUSBをポケットにしまい私は通路の先にあるコンクリートの空間へと入っていった。
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