258.訓練生訓練開始
戦いが始まる。
メンチ切りからの秘剣ソリッドスラッシュで驚きの声が上がる。映像だとこんな感じに映るんだぁ。
三人の悪党が現れ瑞葵たちが参戦。瑞葵だけでなく
瑞葵たちと三人の悪党との戦いを映すディスプレイと、サブディスプレイに俺と
途中、ヤンキー軍団の活躍も映るが、どちらかというとコミカルだ。特に投擲の練習で俺にフレンドリーファイアーをかましているところな。
そして、最後に瑞葵の真・三段突きと再度俺の秘剣ソリッドスラッシュで幕が降ろされる。
これ、配信したら間違いなくバズるな。しないけど。
「こんな映画を見せて、どうしろと?」
「これはノンフィクションだ」
「……これを信用しろと?」
「何度も言わせるな。これはノンフィクションのドキュメンタリーだ」
映像だけでは信用できないか。はっきりいって、映像が良く出来ているせいで、俺も映画と言われればそうかなって思うほどではある。
「この後、狩りに出る。本物を見せてやる」
「あー、俺も付いて行っていいか?」
「ちびっても知らないぞ?」
「そ、そんなになのか?」
「あいつらは殺気みたいな特殊な気を放っている。認識していない間は体調が悪いなくらいにしか感じないが、認識した瞬間その気が全身を襲ってくる。まあ、今宮さんはチームのサポートだから、結局慣れてもらうしかないんだけどな」
そんなサポートをずっとしている赤星さんは凄いと思う。まじ感謝。
さて、時間が押している。着替えて出発しよう。
ちなみに、新しい車は俺の住んでいるタワマンの地下駐車場にある。あの部屋分で二台分の駐車場を確保していたそうだ。一台分は俺用に自由に使っていいらしく、もう一台分はクレシェンテの車を置くために使用することになった。もったいないからな。
今日の狩り場は代々木公園。六等呪位を狩る。
時間が押しているので歓迎会は明日以降にすることになった。準備している間に赤星さんがうちの駐車場から車を取ってきてくれた。
各チーム毎に車一台の計四台。遠野さんと赤星さんが二軍と三軍のサポートに入る。訓練生チームは鍋島さんが運転。俺のチームは今宮さんが運転することになった。今日のところは水島顧問も付いてくる。一条さんの対応用にだ。
代々木公園に着き訓練生に武器と防具を好きな物を選ばせる。七等呪位からドロップしたものなので、そこそこの性能だ。ついでに、好きな
ここで、改めて一佳を紹介しておく。一緒にレベル上げする仲間だから必要だろう。ぺこぺこと頭を下げながら挨拶していく一佳。場違い感を自覚している感じだ。一佳は錬成要員だから仕方がない。
そうして準備していると、早乙女、今宮、一条、鍋島、水島連中が自衛隊話で盛り上がっている。
「もしかして、君は早乙女三佐の息子さんか?」
「父をご存じで?」
「ご存じもなにも、俺と水島の大先輩だ。なあ、水島」
「早乙女三佐には若い頃からお世話になっている。たしか、息子さんはSにいると聞いていたが?」
「はい。第4中隊に所属していました。今回の件で除隊しました」
「エリート中のエリートかよ。もったいない」
なんの話かさっぱりだが、水島顧問と一条さんは早乙女さんとは縁があるようだ。
まあいい。
星熊童子 六等呪位 酒呑童子の家来 大江山四天王の一鬼
いたな。酒呑童子の家来か結構大物だな。
カメラをセッティングして、打ち合わせに入る。訓練生とのレイドも済ませた。六等呪位の情報を伝える。といっても、ヒントになるようなことはないけどな。
「おい、水島。本当に六等呪位と戦わせる気か! ひよっこどもでは死ぬぞ!」
うるさい。黙って見ていられないのか?
「いつものことだ。これがクレシェンテのやり方だ。どうしても危険と判断したら、お前が助けに入ればいい」
そうか、一条さんは現役を引退したがホルダーは引退していなかったな。まあ、必要ないけどな。
そんな会話をよそにこちらも話を進める。
「いつもどおりかしら?」
「訓練生と
「それでいい。厳しく指導してくれ。終わったら投擲の訓練な。おそらく、援軍が出てくると思うが、今日は無理をさせなくていい。戦いを見せてやってくれ」
「了解した」
「では、始めよう。お前ら、気をしっかりと持てよ。バトルフィールド展開」
久しぶりに声を出して言った。ちょっと恥ずかしい。
「「「クッ!?」」」
「「「ヒッ!?」」」
一佳、ちびるなよ?
「これは……」
「おいおい、マジかよ……」
麗華の
こちらも動き出す。まずは、瑞葵と
星熊童子、鬼だけあって威圧感が半端ない。
麗華の
さすが、ネームド
猫(ΦωΦ) Ψ(ΦωΦ) Ψ(ΦωΦ) Ψ(ΦωΦ) Ψ(ΦωΦ) Ψ猫
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