204.スコル戦決着
水簾の如しを使えばダメージを負わずに受け流せる。
水簾の如しを使わず、受け流しやガードをするとダメージを軽減できるが完全に防ぐことができない。
動きには問題なくついていけている。体がでかい分俺にとっては動きが見やすい。それでも、ホルダーでなければ目で追うのも難しい速さ。
ダメージを負うのはたんにステ値が低いか、装備品の防御力が低いからだと考えられる。やはり、
その隙に後ろに下がり
筋トレ組も終わったようなので攻撃に参加させる。
じゃあ、踊るなよ! 踊り禁止だ!
ヤバい、味方が俺のSAN値を削ってくる……。実はこいつ敵なのか?
間違いなく戦いやすくなった。
スコルが一旦下がって距離を取る。自分が不利だと気づいたようだ。
そして放たれる太陽。
距離を取ったスコルが口を大きく開けると、太陽の如く輝く光が集まっていく。これはヤバい攻撃だ。
狙われた
水簾の如しは火、炎無効にする。それなのに、レーザーのような光を受けるとガリガリとダメージを受けていく。
この光は火、炎じゃないのか!?
くっ、これはソー〇・レイなのか!? こ、これは憎しみの光か!
不味いな。二刀流・水簾の如し!
減っていくダメージが少なくなった。それでも減っていく俺のBP。
おーい、誰か回復してくれ~!
なんて考えているがスコルの太陽レーザーはまだ止まらない。俺のBPの減りも止まらない。これは奴の必殺技だな。レーザーが止まったところで、もう一度回復してもらう。
奴が必殺技を使うなら、こっちも必殺技をお返しだ!
身体強化、直撃、秘剣ソリッドスラッシュ!
金属破断音がして世界が割れ、そして元に戻る。
倒し切れないのか……。
だが、まだだ!
驚愕の表情をしたスコルに、プチサンダーの状態変化雷尾を巻き付けけ獅子連撃。どうやらスコルはTP切れで硬直状態のようだ。必殺技だが、弱点との表裏一体なんだろう。
遠慮なく
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『レベルが26になりました』
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ー
リキャストタイム明けのソリッドスラッシュを使うまでもなく、スコルは沈んだ。
そして、黒い霧になって消えるまで、あの悲しみを含んだ目で俺を見つめていた……。
あの目にはいったいどな意味があるのだろう……。
勝ちはしたが、後味がいいものではなかったな。
瑞葵と麗華と合流。
「勝ったのですわよね?」
「怪我はないか? 恢斗」
「ああ、勝った。怪我もない」
結果を見れば完勝だ。
「どうだったんだ? 恢斗」
「話は戻ってからだ。それより、腹が減った。やはり、ファミレスか?」
「もちろんですわ!」
この、ファミレスキーが……。
だが、なんか落ち着くな。
にゃんたろう、燃え尽きましたにゃ……。
今日から週二投稿に変更になりますにゃm(__)m
よかったら、こっちを読んでくださいにゃ。
同じ現代ファンタジーですがにゃ、ファンタジー感が少し多めの諾否んですにゃ。
スメラミクニラビリンス~月読命に加護をもらいましたがうさぎ師匠には敵いません~
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