158.筋トレ修行
葵の息が整うまで休憩。
その間に
まず、
「おーけー?」
全員が頷いた瞬間、向こうで爆発が起こる。
自爆攻撃を使いやがったな!
「
「よ、よし! おりゃあー!」
「行け!」
全員が走り出し、取り囲む。動き出した
ほどなく、
結果を見れば圧勝だった。まあ、闇耐性持ち三体が頑張ったおかげだ。
健志と朱珠が身体強化を覚え、昌輝が投擲を覚えた。いい感じだ。
次は俺の番だ。アスレチック広場のすぐ横のいきいき広場に来ている。
小さな顎髭を生やしたおじさんだな。身なりはしっかりとした職人って感じだ。だが、服の色は赤だな。これはレアを引いたかな?
全員から不死の指輪と
『バトルフィールド展開』
「
よし、俺も一緒に筋トレ修行だ!
戦いの行方はちゃんと並列思考で確認している。攻撃なのか
それにしても
これは長引きそうだ。その分、筋トレに集中できる。
そして、筋トレ三セットが終了。
向こうはまだ遊んでいる。お尻ぺんぺんしたり、ハンマーを投げたり、急に鼻をほじっくたりと。馬鹿にして怒らせようとしているんだろうな。
まだ、大丈夫そうだ。
筋トレしていた
「続けろ」
えぇー、俺たちにも戦わせろよ~と目で訴えかけてくるが無視。
「やれ」
渋々と筋トレを始める
俺はどうしようか? 筋トレでは芸がないな。ここは瞑想でもしてみるか。とはいっても、並列思考は続ける。
向こうはまだ
心が落ち着いた分周りの音や風が体に触れる感触などの、すべての感覚が研ぎ澄まされてくる。第三者的に別の思考で瞑想している自分を見て気づく。その感じる感覚の中に、すぐそこで行われている戦闘も含まれていることに。
戦う音、動くことによる起こる風や匂い。それとは別の集団のことも。健志たちだな。息遣い、心臓の音まで聞こえてくる。
目で見て感じているわけではない。実際に目を瞑ってみたが同じように感じ取るとことができる。
なんの役に立つかなんて、まったくわからない。
でも、面白い。
俺は心眼を手に入れた!
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