157.モンスターも筋トレ
戸山公園北側のアスレチック広場に来た。
そこにいたのは
どうする? 俺が先にやるか? それともアンクーシャを誰かに持たせるか?
その間は
そして、全員に初級ポーションを持たせよう。止めを刺す時に全員で投げつければいい。怯んだところで袋叩きだ。
アンクーシャはもしもの時のために、俺が持っておいたほうがいいな。
よし、これで行こう。
「今、あそこにいる
「ゲームの法則ですね。わかります」
昌輝はさもありなんって顔だな。葵はなぜかしてやったりといった顔をしている。
「なので全員に初級回復薬を渡しておく。止めを刺す時に全員で投げつけろ。もう一本は予備で持っておけ」
ということで、ショップから初級回復薬を買い、全員に二本ずつ渡す。
今回は五人PTなので一人当たり
葵には
「よし、始めるぞ。バトルフィールドを展開しろ」
「よっしゃ! 俺がやるぜ! バトルフィールド展開!」
健志がやったが、大声出すなよ……。まだ、言ってなかったな。後で言っておこう。
バトルフィールドが展開され、全員が
「
「えーと、アニキ。俺の狼はどうすればいいのでしょう?」
そういえば昌輝の
「き、気合でやらせろ!」
全員がこいつなに言ってんだみたいな顔をしているが、気合でやるしかないんだよ! 取りあえず、やってみろ!
「りょ、了解。気合で筋トレをやれ!」
できるじゃないか!
「よし、お前たちも筋トレ開始だ!」
「……アニキ、俺は?」
そういえば、陸は身体強化を覚えたな。
「陸は身体強化を使いながら、ひたすら剣を振れ。ちゃんと考えながらだぞ」
「……了解」
タンク役の
これぞ、PT《パーティー》戦の鏡って感じだ。録画しておけばいい教材になったのにな、残念。
今回も葵を残して筋トレが終わったので、三人は投擲の訓練に移る。筋トレしていた
それに比べ、自宅警備員の葵は……。
「ふぇぇぇ~~」
投擲組が石を投げ終わった頃にやっと筋トレ三セットが終了。やはり、ジムに通わせる必要がありそうだ。
月山さんに相談だな。
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