62 五人の魔術師 (1)

「旦那様、湯のご用意が出来ました」


 背の高いセイジェルのすぐうしろ、まるで影のように寄り添うように立ったウルリヒがセイジェルの耳元で囁く。

 セイジェルやアルフォンソは気づいていたようだったが、そのひっそりとした声を聞くまで、彼がそこに立ったことに気づかなかったノエルやミラーカをひどく驚かせる。


 そのウルリヒを先導に、下働きの男たちが湯桶を両手に提げて続き、さらには二人の女が慌ただしくやってくる。

 室内でもアルフォンソたちによって必要な物が取り揃えられ、ノエルの入浴準備が着々と整えられる。

 だが肝心なノエルの準備が整わない。


 心の準備が……


「つめたいの、いや」

「姫様?」


 広い浴室の中央に置かれた大きな浴槽から白い湯気が上がり、少しずつ浴室内の温度も上がりはじめている。

 それを確かめた上でミラーカや彼女の側仕えたちが服を脱がそうとして迫ってくるけれど、ノエルは必死の形相で浴室の扉に張り付いてそれを拒む。

 居室や寝室で自分たちの仕事をしているはずのアルフォンソたちが、それを見て茶化したため、そもそもの原因を思い出したミラーカが憤慨し、それを二人の女性が慌てて宥める。


 ジョアンとアスリン、それがミラーカの側仕えである。

 二人とも元はミラーカの母システアの側仕えで、年配のジョアンはシステアがフラスグアに嫁ぐ時にアスウェル卿家から付いてきた古参の側仕えで、幼い頃から世話をしてくれてきた彼女にミラーカは絶大な信頼を寄せている。


 アスリンはミラーカと同じような年頃で、昨夜、しばらくクラカライン家に住み込むと聞いたシステアが慌ててミラーカに付けた自分の側仕えである。

 全てが突然だったためミラーカの支度も間に合わせだが、彼女たちの支度も間に合わせ。

 それこそ昨日までリンデルト卿邸で着ていたお仕着せのままである。


「この季節に水浴びをさせるなんて……うつけどもめが!

 このわたくしが……」

「お嬢様、そういうことはあとでお願いいたします」

「こんなお姿が奥方様に知られれば、また叱られてしまいますわ」


 手討ちにしてくれる!! ……とでも言わんばかりに怒りをたぎらせるミラーカだが、二人の側仕えは口々にその気を逸らせようとする。

 それこそ今は目の前にいるノエルのことが優先だと。


「すっかり怯えてしまわれて」

「どうお慰めすればよろしいやら」


 ミラーカの側仕えとしてクラカライン屋敷に上がったジョアンとアスリンの二人には、ノエルの正体は明かされていない。

 けれどここはクラカライン家領主の屋敷である。

 余計な詮索は、自身ばかりか主人であるミラーカやシステア、果てはフラスグアにまで累が及ぶことになる。

 だから二人はノエルの正体を詮索しない。


 それでもやはり、幼い子どもが入浴を怖がる姿には心が痛む。

 ただ怖がるだけならともかく、理由も理由である。

 こんなにも怯えてしまうほど入浴が嫌なら湯を使って体を拭くだけでもいい。

 最初は二人もそう思ったのだが、臭いというものは簡単には取れない。

 特に髪は。

 これはなんとかしなければ……と三人で知恵を絞った結果、まずはノエルに、水ではなく温かい湯であることを確かめてもらうことにした。


 方法は簡単である。

 服を着たままノエル一人で浴室に入ってもらい、浴槽に溜められた湯を触ってもらうだけ。

 服どころか鞄まで抱えたまま、裸足で恐る恐る浴室に踏み込んだノエルは、居室と浴室のあいだにある次の間で待っているミラーカたちを、何度も何度も振り返りながらゆっくりと浴槽に近づく。


 それから恐る恐る、まずは指先だけを湯に浸ける……と言ってもすぐに湯から出し、また指先だけを浸けるといった具合を何度か繰り返し、ようやく温かいことを理解したらしい。

 すると今度は、袖をまくったかと思ったら肘までを浸け、大きな水音を立てて遊び始めたのである。


 そんなノエルの様子にミラーカやアスリンはなにを始めるのかと驚いたが、年配のジョアンがしばらく様子を見ましょうと若い二人に提案するだけでなく、湯が足りなくなるかもしれないからと、先回りして湯場に追加を手配しようとする。

 だがこれは気がついたヴィッターが代わってくれた。

 少し前に呼びに来たマディンについて行ってしまう時、ノエルを下ろしたセイジェルが、手が足りなければアルフォンソたちにも手伝わせていいと言っていたから、ヴィッターが気を利かせてくれたのかもしれない。


 もちろん善意ではない。

 なぜなら彼らはそんな人間ではないから。

 もちろんだからといって、常になにかしら悪巧みをしているというわけでもない。

 ただ暇だったのか、気分転換をしたかったのか。

 五人の中では口数が少なくおとなしめのヴィッターだが、気まぐれな性格は他の四人と同じである。


「……おふろ、はいる」

「では湯が冷める前に入りましょうね」


 辛抱強くノエルからそう言い出すのを待った甲斐があり、早速服を脱ぎ始めるのを見てミラーカはホッと胸をなで下ろす。

 着替えは濡れないように、タオルと一緒に浴室の片隅にある台において、まずはジョアンが介助をする。

 アスリンはノエルが脱ぎ捨てた古着と鞄を回収し、やはり濡れないように台の上に置く。

 本当は鞄とまとめて処分しようとしたのだがノエルが嫌がったため、とりあえず置いておくことにしたのである。


 この部屋の主人であるセイジェルでもゆったり入れるほどの浴槽は、小さなノエルには大きすぎる。

 昨日のこともあり、小さな手で縁を掴んでへばりつくノエルの姿は滑稽だったが、それ以上に、やはり骨と皮ばかりに痩せ細った体にミラーカたちは衝撃を受ける。

 使用人の立場でジョアンやアスリンは声を堪えることが出来たけれど、ミラーカは慌てて口を押さえなければ危うく声を漏らすところだった。


「少しお背中を流しますね」


 ノエルを驚かさないように声を掛けてから、ジョアンは柔らかな布を湯に浸してゆっくりとノエルの背中を撫でる。

 やはり最初は体を強ばらせて警戒していたノエルだったが、ミラーカが湯は熱くないか、どこか痛いところはないかなどと声を掛けて気を逸らせる。


 少し落ち着いたところでノエルが浴槽の縁から剥がれたので、アスリンも参加してジョアンと二人、体だけでなく髪も湯を浸した柔らかな布でふいてゆく。


「とてもいい香りの石けんですわね。

 閣下と同じというのが気に入りませんが」


 石けんの泡を不思議そうに眺めているノエルに、ミラーカが不本意そうに言葉を掛ける。

 するとノエルは少し考えるように首を傾げ、それから答える。


「セイジェルさま、いいにおいする」

「ええ、この石けんを使ってらっしゃいますから」


 もちろんノエルに使っているのは新しく下ろした物である。

 だがノエルは言う。


「セイジェルさま、もっといいにおいする」

「香水を使われているのかしら?」


 気づかなかったけれど……と首を傾げるミラーカをよそに、ジョアンとアスリンはノエルの体を石けんで洗いつつ、持ってきたブラシでノエルの髪を梳いてゆく。

 セイジェルから髪を切る許可は得ているが、あまり変なところで切るのは可哀相である。

 それに、やはりノエルは髪を切られることを怖がった。


 湯から上がり真新しいタオルで体を拭くと、仕方がないので肌着は同じ物を着て、その上にアルフォンソたちが用意した、まだ袖を通していないというセイジェルのチュニックを頭からすっぽりと被せる。

 セイジェルの背が高いため丈は少し短いワンピース程度にはなったが、袖は指先も出ないほど長く、ジョアンが手早く捲り上げる。


 だがどうしても襟ぐりが広く、ともすれば片方の肩が落ちてしまうほど。

 その細すぎるほど細く薄い肩に、ミラーカは泣きたくなったほどである。

 そんなミラーカの前でノエルは大事そうに抱えた鞄から小さな瓶を取り出す。


「姫様、それは?」

「あのね、あのね、かゆくなる。

 アーガンさま、ぬってくれた」


 同じ白の季節でも、ノエルの生まれ育った赤の領地ロホ白の領地ブランカでは全く違う。

 特に白の領地ブランカの白の季節はほとんど雨が降らない乾期で、農作物の収穫作業にはいいけれど、肌が弱いと乾燥に悩まされることになる。


 旅の途中、知らなかったノエルは痒みに任せて掻きむしり、アーガンたちが気づいた時には肌のあちらこちらにひっかき傷が出来ていた。

 おそらくこれもたいした傷ではなかったから放っておいても翌朝には治癒していたと思われるが、痒みそのものを鎮めることは出来ないらしい。


 この点から考えて、どうやらノエルが持つ治癒の能力は万能ではない。

 あるいはノエルの未熟さが原因で効果が存分に発揮されないのか。

 いずれにしてもまだまだ考察の余地がある事案であり、セイジェルが知れば興味を持つだろう。

 同じ魔術師としての好奇心か、あるいは不在の主人に報告するためか、浴室にこそミラーカに立ち入りを拒否されたアルフォンソだったが、その会話や様子をひっそりと観察している。


「……道中はさぞ不自由をされたことでしょう」


 小さな手で差し出された小瓶を受け取ったミラーカは、それを当たり前のようにジョアンに手渡す。

 やはり当たり前のように受け取ったジョアンが、アスリンと手分けをしてノエルの体に塗ってゆく。


「どうせセルジュは何もしなかったでしょうけれど、不器用だから何もしないほうがましとはいえ、だからといってアーガンが世話をしていたなんて」

「公子は器用貧乏と申しますか」

「確かに、なんでもお出来になる方ですから」

「だからといって姫様のお世話なんて……」


 ミラーカとジョアン、アスリン。

 三人の大人……特にミラーカがなにを嘆いているのかわからないノエルだったが、希望が叶えられて大満足。

 これで痒くならないと安堵したのも束の間、続けて椅子にすわらされるが、ジョアンが手にした大きな鋏を見て表情を強ばらせる。


 少しでも櫛どおりをよくするため香油を使ってくしけずりながら、毛先を切り揃えたり、どうしても解けない絡まりを切るため鋏を入れようとすると、ノエルは激しく怖がった。


 かつて姉のミゲーラが悪ふざけをしてノエルの髪をまるで男の子のように短く、手の施しようがないほどザンバラに切ったことがある。

 しかも悪ふざけをして、ただ髪を切るだけでなく顔や耳にまで鋏を入れたのである。


「あ、失敗しちゃった」


 ミゲーラは笑いながらそんなことを言って、怯えるノエルを見るのが面白かったのか、目を突く振りまでして妹を怖がらせたのである。


 ジョアンが握る鋏を見てその時の痛みや恐怖を思い出したノエルは、逃げ出したり暴れたりすれば余計に酷くされることを知っているから、怯えて震えながらもじっと耐える。

 泣けばエビラが怒るから溢れてくる涙をこぼさないようにぐっと堪え、声を出さないように歯を食いしばる。


「とりあえずこんな感じでしょうか?」


 あとは少しずつ揃えましょう……とジョアンが鋏を置くと、ノエルは大人たちに気づかれないようにホッと胸を撫でおろす。

 もちろんそれはノエルが気づかれていないと思っているだけで、少なくともこの場にいる大人たちは皆気づいていた。

 けれど気づかない振りをして、アスリンが手鏡を持って仕上がり具合をノエルに見せようとすると、近づいてきたミラーカが一緒に覗きこむ。


「まぁ!

 まぁまぁまぁまぁ! さらに可愛くなりましたわ。

 痛くなかったでしょう?」

「いた……な、かった」


 鼻をすすりながら答えるノエルの小さな頭を撫でながら、ミラーカはゆっくりと話し掛ける。


「まだ長さが揃いませんけど、少しずつジョアンに揃えてもらいましょうね」

「こわい……いや」

「ええ、また落ち着いてからにしましょう。

 少し休まれますか?」


 ノエルはしっかりと拒否しているのだが、まるで聞いていないミラーカは少しばかり身だしなみの整ったノエルを見て嬉々としている。

 そしてそんな主人を微笑ましげに見守る側仕え二人。


 だがずっと見守っていられるほど暇ではない。

 ジョアンは鋏などの道具を片付け、アスリンは切ったノエルの髪を掃き集める。

 なにしろ二人しかいないので忙しいのである。


 そんな二人の邪魔をしないようにノエルを居室へと促すミラーカだが、ここでノエルが裸足であることが問題となる。

 靴がないのである。

 おそらく掃除中のノエルの部屋にあるはずだが、あの側仕えたちがあまりにも乱暴に放り投げたのですぐには見つからなかった。


「必要以上に姫様に触れてはいけません!」


 そこで出番となったのがアルフォンソたちセイジェルの側仕えたちである。

 主人であるセイジェルからも、手が足りなければ使っていいと許可は出ている。

 だがそれでもあまりなミラーカの言い様に、役得か?

 あるいは貧乏くじか?

 ノエルの運搬係を任命されたクレージュはわざとらしく嘆く。


「いくらなんでもその仰りようは酷くございませんか?」

「なにがですか?」

「なにがとは、本当に酷いことを仰る」

「お黙りなさい」


 軽々とノエルを抱え、浴室から次の間を抜けて居室へと移動するクレージュ。

 そのすぐ後ろをミラーカがついて歩く。

 居室では椅子の側にアルフォンソが立っており、ウルリヒとヘルツェンは寝室にいるがヴィッターの姿が見えない。

 ジョアンに代わって湯場へ行ったあとすぐに戻ってきたはずだが、またどこかに行ってしまったらしい。


「リンデルト卿家のご令嬢は、昔からわたくしたちがお嫌いですからね」

「お黙りなさいと言っているのが聞こえませんか?」

「生憎と、わたくしたちの主人は旦那様でございますから」


 ふふふ……と整った顔に優美な笑みを浮かべるアルフォンソ。

 てっきりそんな彼のそばにある椅子にノエルをすわらせると思ったミラーカは、自分もテーブルを挟んだ向かいの椅子にすわろうとするが、意外にもクレージュはノエルを寝室へと連れて行こうとする。


「お待ちなさい!

 姫様をどこに連れて行くのですっ?」


 慌てて声を荒らげるミラーカだが、アルフォンソもクレージュも澄ましたまま。

 ミラーカは小走りにクレージュを追いかけ、その袖を掴んで制止をかける。


「どこでもございません。

 寝台でお休みいただくだけでございます」


 にっこりと笑顔を浮かべ、半分ほど引かれたカーテンの向こう側に見える大きな寝台に視線をやるクレージュ。

 その寝台の側ではウルリヒとヘルツェンが待ち構えるように立っている。

 セイジェルの側仕え五人は、顔で選んだのではないかというくらい皆綺麗な顔立ちをしているが、ミラーカはその顔には騙されないと、まるで汚物でも見るような顔で寝台を見、それからノエルを抱えたままのヘルツェンを見上げる。


「なにを言っているのです?

 まさか姫様に閣下の寝台で休めと?」

「旦那様のお許しは得てございますのでご心配には及びません」


 確かにセイジェルが好きに使えばいいと言っていたのをミラーカも聞いている。

 だが寝台は別である。

 少なくとも彼女にとっては、そこ・・は駄目なのである。


 もちろんマナーとしても、夫婦でもないのに女性が男性の寝台を使うのはよろしくない。

 ただ世間的に九歳の子どもであれば厳しく言う者はいないと思われるが、ミラーカは、セイジェルの寝台だけは駄目だという。

 そう、ミラーカはノエルにセイジェルの寝台を使わせたくないのである。


「シーツなども全て取り替え済みでございます」


 やるべき仕事はきちんとする。

 それは彼らなりのモットーなのだろうが、本職がセイジェル・クラカライン直属の上級魔術師とはいえ側仕えでもあるのだから当然のことである。


 だがミラーカが言いたいのはそういうことではない。

 彼らの仕事ぶりに文句があるわけではないし、文句をつけるつもりもない。

 そもそも他家の使用人に文句を言うのは過分である。

 まして相手は主家。

 使用人とはいえ、下手なケチを付けようものならミラーカが罰を受けることだってある。


 本職がセイジェル・クラカライン直属の魔術師である彼らが側仕えをしているのは、護衛を兼ねた平時の暇潰し。

 かつてミラーカはセルジュからそう説明された。

 だが実態はもっと残忍な本性をしており、知っているセルジュはその脅威のあまりセイジェルに、死ぬ時は責任を持って彼らも連れて行くようにと念を押している。

 また偶然知ってしまったアーガンはアルフォンソを 「筆頭殿」 と呼び、他の四人のことも 「側仕え殿」 と呼び顔を引き攣らせ身構えてしまう。


 セルジュの説明を信じて疑わないミラーカは二人のそんな態度を勘違い・・・し、二人をセイジェルを含めた彼らの毒牙から守るべく奮闘していた。


 そう


 ミラーカは隠された彼らの残忍な本性を知らないけれど、彼らの主人であるセイジェルに衆道しゅどうの嗜好があり、アルフォンソたち五人の側仕え全員がその相手であることを知っているのである。


 もちろん彼がつい数時間前まで、被った毛布の中、一糸まとわぬ姿でアルフォンソと寝ていたということまではさすがに知らないが、純真無垢だった子どもの頃に目撃するという不幸に見舞われたのである。

 だからそこ・・が現場であることを知っているのである。

 そしてヘルツェンもそのことを知っていてしれっと、おそらくあえて言ったのだろう。


「シーツなども全て取り替え済みでございます」


 その魔手をセルジュやアーガンにさえ伸ばさなければ好みは人それぞれと寛容なミラーカは、令嬢たちが暇潰しに開くお茶会でそんな話題が上っても平然としていられる。

 特に騎士たちのあいだでの噂は令嬢たちの格好の茶菓子である。

 むしろ手癖の悪い使用人よりよく上る話題である。


 だが現場を見てしまったためだろうか。

 しかも見たあとの彼らの態度も酷く悪かった。

 そんな色々が重なったのが原因か、どうしてもセイジェルとその側仕えたちの関係だけは許せないのである。


「わたしのことが嫌いなだけだろう」


 自分を嫌うミラーカのことをセイジェルはその程度にしか思っていないらしい。

 もちろん現場を見られたことは彼も知っているが、そもそも当時からミラーカには婚約者がいる。

 セイジェルがミラーカに興味を持つことはもちろん、ミラーカがセイジェルに興味を持っても仕方がない。

 むしろ嫌ってもらったほうが面倒がなくて助かるぐらいに思っているのかもしれない。

 主人がそんなスタンスなので、側仕えたちも嫌われていることを楽しみながらミラーカの反応を見て遊んでいるのである。



【娼婦ベラの呟き】


「さぁて、あの世間知らずな坊ちゃんをどうしてやろうか?」

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