出発




 センタルス役場2階 開拓推進課


コンコンコン


「はーい、どうぞ~」


「失礼しま~す」


「ヒロさん、時間通りですね♪ 昨晩はゆっくりと眠れましたか?」


「はい。【うさぎの寝床】って宿に泊まりまして、充分休養できました~」


「おぉ♪ あそこのシチューは美味いんですよねぇ。私もよく食事だけ取りに行くんですよ~♪」


「昨晩は【グレートバイソンのステーキ】でしたけどね。ただそれもまた格別でした♪」


「なんですと!? グレートバイソンが入荷したんですか!? あそこのオヤジは独自の仕入れルートを持っているんですよ~。さっそく今日の昼にでも行ってみますよ。品切れになってなきゃいいんですが……」


「大丈夫だと思いますよ♪ “たっぷり入荷したからたっぷり食え”とか言ってましたし」


「それは朗報だ♪ ヒロさん、朝から素晴らしい情報ありがとうございます~。いやぁ~ランチタイムが楽しみだなぁ~♪」


 今にもヨダレを垂らしそうな笑みを浮かべたサンヨニクは暫く妄想の世界を漂い、やおら我に返って話題を変えた。


「…………ところでヒロさん、そちらのかわいらしいお嬢さんは?」


「あ、はい、紹介します♪ 俺のパーティメンバーでラビ子という者です。今回の旅の同行に用心棒的側面もあるのかなぁ~なんて思いまして、一緒に連れて行くことにしました♪」


「はじめまして! ラビ子といいます。プ……ヒロさんの弟子として一緒に旅してます。ヨロシクおねがいします!」


 ラビ子はカクカクした動きでペコリとお辞儀をした。


「……いやぁ、ヒロさん、あなたも隅に置けない人だったんですねぇ。こんなに若くて美しい女性を…… と言いますか、大丈夫なんですか? それなりに危険も伴う旅になるかと思うんですが……」


「あ~そのへんのことは全く心配要りません。ラビ子は俺と同じくらいの実力ですし、Aランクくらいの魔物まででしたら単独でも戦える実力を持っていますので♪」


「それは本当ですか!? Aランクと言えば軍の小隊が対応するクラスですよ? にわかには信じられない話ですねぇ」


「あ! ちょ、ちょっと大袈裟に言い過ぎてしまいました♪ 倒せるのはCランクくらいですかねぇ~。あと“単独で”と言っても“単独で倒せる”という意味ではなくぅ、“単独で足止めくらいが出来て、そこに俺が加勢して二人でギリギリ倒せる”ってくらいの感じですぅ♪」


「ん~~。ま、何れにせよ、ヒロさんと同格の冒険者さんなら何の問題もありませんよ。ただ報酬についてなんですが、今回はヒロさんの分しか臨時予算の申請をしてなくてですね、多少は融通が利きますが、倍額となると……」


「あ~、それは問題ありません♪ ギャラは予定通り俺ひとり分で結構ですよ~」


「でしたらぜひお願いします♪」


 ラビ子はボロが出ないよう、必死にニコニコと立っているだけの状態を維持していた。


「……ところでサンヨニクさん、あの…… 調査官の人たちは、まだですかね?」


「あぁそうでした。そうそう、調査官ですね。紹介しますよ♪」


 サンヨニクがそう言って振り返ると、彼の背後から一人の女性が声を発した。


「ヒロさん、あらためて今日からよろしくお願いしますね、今回の調査官に指名されましたアイリスです♪」


「……え? アイリスさんが…… 調査官なんですか?」


 するとサンヨニクが代弁するように説明を始めた。


「えぇまぁ。実はうちも人手が不足気味でしてね~。まぁそもそも調査官という専門の職に就いている者は居ないんですよ。なにしろ不定期極まりない職務内容ですからね~。それで毎回治安警備課やら土木課やらから適当に数人のスタッフを借りてやりくりしてましてね。お恥ずかしい話です~。ただ、今回はヒロさんが単独で何度もガンズシティ間を行き来できる実力者であることが分かってましたから、身内だけで大丈夫だろうということになりまして。アイリスも強く希望したものですから、はい……」


「……ということは、調査官はアイリスさんひとりだけ、なんですか?」


「はい。彼女も調査官は初めてのことですので至らない点があるかも知れませんが、その際はご容赦ください」


「ま、まぁ、俺的には何の問題もありませんが、てっきり数人の男性職員に同行するものかとばかり思っていたので、少し驚いただけです」


「もちろん通常はそのような方法で遂行しています。今回が特殊なケースだと思ってください」


「はい、了解しました」


「ではヒロさん、あとはアイリスに任せますので何卒よろしくお願いしますね~」


 サンヨニクはニコリと微笑むとアイリスと入れ替わるように自らの仕事机に戻っていった。





 開拓推進課の来客用ソファでアイリスとの簡単な打ち合わせを終えたヒロは、そのままセンタルス北西の小さな出入口を通り、ガンズシティへ向けての第一歩を踏み出す。

 事前にウル協力のもと、秘密裏に、そして程々に踏み固めてあった経路には【獣道程度の歩きやすさ】が確保されており、アイリスは“もっと険しいものかと思っていました♪”と安堵の表情を浮かべた。

 荷物に関してはヒロとラビ子が大リュックを担ぎ、アイリスは中リュック。装備はヒロが【神神剣ヒロロライエ】を腰から下げ、ラビ子は【神神槍ラビランス[ラビ子専用]】を右手に握り、アイリスは一般的な両刃の長剣を腰から下げていた。

 食料は各自自己調達という事前通達があったため、ヒロは適当な魔物肉をヒロアル開発プロジェクトによって【絶妙に美味い干し肉】に加工し、かなりの量をリュックに詰め込んでいた。そして飲料水確保のため情報収集を巡らせた結果、“ヒュスタンに高性能かつコンパクトな魔道具あり”とのウル情報を得ると、ウェポンマスター修行の合間に現地へワープし【最新っぽい魔晶浄水器】を購入していた。

 それらの【一般人に怪しまれない程度の万全な旅支度】を携えた二人と、ごく一般的な旅支度の一人はただただ細い獣道を歩き続けるのだった。


「ヒロさん、ラビ子さん、前衛と後衛を当たり前のようにお任せしてしまってすみません。私もある程度は剣の心得があるのですが、お二人に比べれば素人に毛の生えた様なものでしょうから……」


 先頭を歩くヒロと後尾のラビ子にアイリスが話しかける。


「いえいえ~。これも仕事のうちですから気にしないでください。ちなみにアイリスさんは魔物と戦ったことはあるんですか?」


「そうですね。ビッグラビットやプレールドッグくらいまでなら討伐した経験はあるんですが、もちろんソロではありません。それからコボルトも討伐に参加したことがあります。ゴブリンは同行者に止められて遠くで見ていただけでした」


「なるほど。つまり【魔物を殺すことに抵抗がない】くらいには経験を積んでいらっしゃるんですね?」


「はい、その程度でしたら。実は恥ずかしながら私、若い頃、そこそこの跳ねっ返りだったんです。親の勧める進路に反発して短い間ではありましたが冒険者パーティに身を置いていたことがあるんですよ」


「若い頃…… って、アイリスさん、今も充分に若くないですか? 俺はてっきり同じくらいの年齢かと思ってましたよ~」


「ふふ。ヒロさんはお幾つなんですか?」


「俺は二十二です。で、後ろのラビ子は十七です」


「そうですか。私は二十七です。ヒロさんよりずっと年上でしたね♪」


「へぇ~。意外でしたよ。てっきり新人の職員さんだと思ってました~」


「いえいえ、これでも勤務5年目ですよ♪ ちなみに冒険者パーティに参加していたのは二十歳の頃、半年程度です」


「……やっぱり冒険者はキツかったですか?」


「そうですね……。私が住んで良い世界ではないと痛感しました。その時リーダーを務めていた人が目の前でグレートボアに襲われて……。私を庇ってのことだったんですが、大怪我を負ってしまいました」


「…………そうでしたか」


「彼は左足を失い、内蔵も損傷しました……。なんとか命だけは助かりましたが、当然冒険者なんて続けられるはずもなく、今はポゴダにある生家で療養しながら静かに暮らしているようです」


「療養暮らしが出来るだけでも良かったじゃないですか。きっと裕福なご実家なんでしょうね」


「地方貴族のような家です。私も同じくですが。彼とは幼馴染で、…………恋人でもありました」


「………………」


「あ、ヒロさん、すいません。そんな深刻に受け取らないでください。もう7年も前のことです。今はもう心の整理も付いていますから……」


「……そうですか。……苦労されたんですね、若くして」


「まぁ、若気の至りと言ってしまえばそれまでですけどね♪ 彼も私も若かったんです。親の言うままに家督を継ぐのが嫌で、自由を求めて冒険者を目指した、という【よくある話】です。ふたりとも小さい頃から剣の鍛錬はそれなりに積んでいましたし、特に彼は一目置かれていた存在でしたから、自信に満ち溢れていましたよ。今思えば、ちっぽけな世界しか知らなかったからこそ満ち溢れていた自信…… だったんです…… 【井の中の蛙大海を知らず】ってやつですね。ヒロさんのような本当に強い人にお話するのは…… お恥ずかしいかぎりです……」


「今でもその人とは?」


「いえ、彼の意識が戻ってから暫くは訪ねていたんですが、ある日、“もう顔も見たくない。二度と来ないでくれ。お別れだ”と言われてしまいました。それからは門前払いの日々が続き、結局、私が気持ちに整理をつけてポゴダを旅立ったのは、事故から一年後のことでした。今では、あの頃の眩しい日々なんて、思い出そうとしても、……もうぼんやりしています♪」


 アイリスは自傷するように明るく微笑んだ。


「……やさしい人だったんですか? その人は」


「………………はい。やさしすぎて、……残酷な思い出です」


 ヒロは暫く黙りこむと、ゆっくりと口を開いた。


「………………アイリスさん、井の中の蛙が大海を知らないのは、決して恥ずかしいことなんかじゃないと思いますよ。誰にだって、その人の知らない大海はあるんです。どんなに強い人であろうと、皆、井の中の蛙なんですよ。アイリスさんとその人との時間が【眩しい日々】だったのなら、それが全てなんじゃないでしょうか」


「……………………そうですね。…………ありがとうございます」


 アイリスの声は小さく震えていた。


「………………」


 そしてヒロは【母のことを思い出し念話で号泣するラビ子】をなだめながら歩みを進める。


「はぁ~、なんだかすいません。ヒロさん、ラビ子さんも。こんな話聞かされても対応に困ってしまいますよね? さぁさ、旅は楽しく行きましょう♪ ……え? ラ、ラビ子さん? 大丈夫ですか!?」


「うっぐ…… ひっぐ…… アイリスっちぃ~、あたしにも分かるよ~。全部じゃねぇけどさぁ、少しはわかるんだぁ…… ひっぐ」


 ラビ子は念話に留まらず、表でも号泣していた。

 ヒロは慌てて【ラビ子が母を亡くした経緯】を【テラース版】にアレンジしてアイリスに説明する。


「……そうですか。ラビ子さんにもそんな過去があったんですね。そんなに若いのに…… お辛かったでしょう」


「ふぐっ。ひや、そんなことはねぇぞ♪ かーちゃんはみんなのために喜んで魔物と戦ったんだ! あたしの誇りなんだ! それと、なんてったってあたしにはプーがいるんだ! プーはあたしの人生を変えてくれた、さいっこーの師匠なんだ! ずーっと弱いあたしの面倒みてくれるんだ! だから、……らから、……らから、……ししょぉおお~~! ふわぁぁあああん!!」


 意外なほど感極まったラビ子は先頭のヒロに飛びつき、強くしがみつく。溢れ出る涙と止まらない嗚咽と恥ずかしさを隠すようにずっとヒロの胸に顔を擦りつけ、放そうとしない。

 ヒロはそんなラビ子に困り果てつつも、庇護欲に胸を締め付けられながら、やさしく抱きしめ、頭を撫でるのだった。





 その後、平静を取り戻したラビ子はペコペコとアイリスに謝ると、後尾の持ち場に戻り、縦に並んだ三人の歩みは再開する。

 アイリスの【なぜラビ子はヒロをプーと呼ぶのか】という質問には適当にお茶を濁しつつ、ヒロは周辺の魔物を音もなく次々とインベントリに収納し続けたが、怪しまれない程度の頻度でFやEランクの魔物を出現させ、そのつど息ぴったりなラビ子との連携で倒していった。

 倒した魔物からは魔晶だけを回収し、肉は三人がその日のうちに食べる最低限の量だけを確保して後の素材は全て捨てた。アイリスは“もったいない”と訴えたが、ヒロの“魔物なんていくらでも居るし荷物が増え過ぎるのはむしろ枷になる”という言葉に納得する。

 そんなこんなで雑談を交わすことくらいしか楽しみのない旅路は、一歩一歩ではあるが着実に進んでいくのだった。


「それにしてもヒロさんとラビ子ちゃん、お強いんですね~♪ お二人の動きが速すぎて、私の目ではやっと追えるくらいしか分かりません。達人っていうのはお二人のような実力者のことを指すんでしょうね~」


「なっはっは~♪ アイリスっちぃ、もっと言ってくれてもい~んだぜ♪ プーからはいっつもダメ出しされてっからさ、褒められると嬉しくて嬉しくて、嬉しくなっちまうんだ~♪」


「俺は別にダメ出ししかしてないってわけじゃないだろ? 褒めるときは褒めてるし、もう一人前だって認めてるぞ~」


「んなっ! だったらプーはもっとあたしを褒めろ! ぜんぜん足りてねぇぞ! そんでもっとかわいがれ! あたしは【かわいいかわいいされて伸びるタイプ】なんだからなっ♪」


「へいへ~い。わかったよぉ~」


「ふふふ。お二人は本当に仲が良いのですね~。ちょっと羨ましいです♪」


「へっへぇ~ん。そうさっ! あたしとプーは生涯の契りを結んだ永遠の家族なんだぜ♪ 何が起ころーと離れることなんて無ぇんだ!」


「……あら♪ お二人は結婚されてらしたんですね♪」


「いやいやいや、アイリスさん、ほら、冒険者って簡単に死んじゃう職業でしょ? で、俺はこいつの師であり保護者でもあるわけでして、そーいった意味からですね、俺が一生守ってやる、みたいなですね、保証をしている…… みたいなですね、そんな意味なんですよ~」


「そーだぞアイリスっち! 師弟の絆は夫婦の絆なんかより深くて強ぇんだ! なっ、プー♪」


「…………あ、あぁ、そーだなー」


「あらあら、ヒロさんったら、かかあ天下の素質がもう見え隠れしていますね♪ ラビ子さんは幸せですね♪」


「おうよっ♪」


「いやぁ~、なんともお恥ずかしいかぎりです~」


 鼻歌交じりでご機嫌に闊歩するラビ子とは対象的に、ヒロの苦笑いは暫く消えることはなかった。





 その後もアイリスからの【何気なく繰り出されるさり気ない質問】は定期的に続き、【珍しい容姿のラビ子のルーツは?】的な質問には【アウリカ大陸の秘境の奥の秘境のさらに奥の秘境オブ秘境なところに僅かながら生息する種族だとは聞いているが定かではない】などと答え、【ヒロはどこでどのようにそれほどの剣技を身につけたのか?】的な質問には【物心ついた頃から弱い魔物を屠りまくっておりましたところ気付けば強くなっていたのでござる。師は無く我流でござる】などと答え、【ヒロの生まれは?】的な質問には【ユーロピア帝国の端の端の…… 支配が及んでいないくらいの秘境の村…… だったような記憶が微かに有るような無いような、というくらいしか自分でもあまり憶えていない】などと答え、【どういう経緯でセンタルスに辿り着いたのか?】的な質問には【歩いたり船に乗ったり歩いたりしていたらいつの間にかセンタルスだった】などと答え、【二人の真っ黒な剣と槍はどこで手に入れた?】的な質問には【どこだったかの港町で偶然出会った謎の行商人から有り金全部を差し出して手に入れた。その行商人は不気味に“ククク”と笑いながら“もう二度と会うことも無いだろう”と言っていた】などと答え、【防具は着けないのか?】的な質問には【機動力重視な機動戦士なので】などと答え、【今まで倒した中で一番強かった魔物は?】的な質問には【なんかデカくて、どことなく凶暴そうで、それとなく強くて、苦戦したがなんとか倒せたやつだが、名前は知らない】などと答え、【再度指名発注する場合の連絡先は?】的な質問には【冒険者ギルド・センタルス支部でいいけど、基本、その日暮らしの根無し草なだけに先のことは何も考えてないからつかまらなかったらペコリメンゴ】などと答え、【将来の夢は?】的な質問には【飯食って風呂入って寝るだけの生活】などと答え、【ガンズシティで残らなかった数十人はどこへ行ったのか? センタルスにそんな集団は押し寄せていないようだし、センタルス以外への経路は無いはずだが?】的な質問には【あいつらはセンタルス直前まで俺と一緒だったが、いろいろ聞かれたり絡まれたりするのを恐れていたので、3~5人ほどのグループに分散させて時間をずらしにずらし、目立たないようにヒュスタン方面に向かわせた。その後の足取りは知らん】などと答え、【先日の魔晶の分析結果がS3級と出たらしいが本当に近くの森で拾ったのか?】的な質問には【本当に近くの森で拾ったんだってば。信じてよアイリスたん!】などと答え、【ヒロさんあなたは本当は何者なのか?】的な質問には【俺は決して、無法者や卑怯者やならず者やお尋ね者や厄介者や不埒者や前科者や荒くれ者や悪の組織の手の者、つまり悪者のたぐいでは決して無く、また、切れ者や大立者や傾奇者や人気者といった大物のたぐいとも言い難い、一言で言えば、流れ者の小心者な田舎者のよそ者で怠け者で無精者でお調子者で若輩者で粗忽者で戯け者で痴れ者で変わり者でうつけ者で愚か者でひねくれ者で曲者でうっかり者で不束者でそこそこのつわ者で若者な只の只者です】などと答え、【ぜんぜん一言じゃないですね……】的な反応とともに呆れられたりしたのだった。





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