にやりと笑ってそう言った
やあ、みんな。オリエンテーションも五日目だね。じゃあ今日も少し説明させてもらおう。
君たちは人間より遥かに優れた生命体だ、それは昨日までに学んだ通り。誰か、これまで聞いてきた説明を完璧に再現することができない、という子はいるかな? ……ふむ、今回は優秀だ。
もう気づいているかもしれないが、君たちの性能の中でも特に優れているのが記憶だ。全てをそっくりそのまま記憶することができる。物の位置、人の声、場の匂い、感触から感情まで、全て。
逆に言えば記憶を失うなんてことはありえない。消してしまいたくなる記録を残さないことだね。一部だけを消す、なんてことはできないから。どうしてもと言うなら、そう、
お題:忘れる 300字
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます