応援コメント

叛逆の意思 その4」への応援コメント

  • ごきげんよう、ここにきて、ここまで辿り着いて、とうとう、己の命と守りたい大切なもの達とを天秤にかけなければならないミレイユさんの苦衷、オミカゲ様の苦渋。
    大切なものが増えれば増えるほど、足の歩みは遅く重くなひ、けれど守らねば、命を賭しても守らねばと言う想いは大きくなり。
    最後にミレイユさんの背中を押したのは、ユミルお姉様との血の誓いの言葉。
    一番ミレイユさんの命を惜しんでくれている豪放磊落に見えて一番繊細な美しい女性の声だったとはなんと皮肉な。
    この結果がテオさんの登場に繋がると思っていますが、どうぞ、ご無事で。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    最後の最後、大神をその力ごと押し返せるかもしれない、その場面。
    威力の高い魔術は、それだけリスクが伴います。暴発すれば自分のみならず、周囲も巻き込むリスクがある。それが分かっていても、選ぶしかない方法でした。
    己にとっても最後の一撃、全てを投げ打ち放つ魔術……。
    ここまで来るまでに、ミレイユは多くのものを得ました。得難い友情、得難い仲間、そして己の命を天秤に掛けても惜しくないと思える人達です。
    失敗に終わるかと思った制御も、何よりミレイユを生かしたいと思い、その為にやったユミルの血の誓いによって結実しました。
    皮肉ですね。確かに皮肉としか言いようがありません。
    そしてテオが洗脳で封じていた信仰心を解き、ミレイユに向けさせる事になるのですが、果たして必要人数に達していない今、間に合うのでしょうか……!