応援コメント

『遺物』と願い その2」への応援コメント

  • ごきげんよう、ああ、なんだかとても自然に、静かに、そして優しく、納得が胸に降りてきました。
    大神が、小神を作り続けた理由。用済みと言う言葉の、意味するところ。失敗作と成功作の境界線。
    全てはこの、腐り落ちそうな世界から脱出し、新しい世界で信仰を得つつ天地を創造していくために役立つ権能が欲しかった、地均しと言う自分達を守る鎧に機能をコピーしたらエネルギーとして使える、捨てるところのない存在、失敗が成功かはコピーした権能の便利さだけ。
    なんとも救いようのない、大神以外には絶望しか齎さない、それこそ腐り落ちそうな、目的と手段。
    その完全な被害者であるルチアさんやユミルお姉様にとっては噴飯物でしょうが、ミレイユさんと同根とも言えるルヴァイルさんやインギェムも拉致被害者であり、けれど無知は罪、思考停止こそ罪悪だとすれば、やはり罪深い痴呆でもあったと言えるわけですね。
    これまで、数知れず積み重ねてきた神々の屍を纏った大神の自己愛と欲望の詰まった最終兵器に、ミレイユさんはどう立ち向かうのか、デイアートと地球、どちらも救えるのか。
    本当の結末を見届けさせて下さいませ。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうなのです、醜悪の権化みたいな存在、それが大神の正体でした。
    もしも取る手段が違っていたら、八神と共に手を合わせて戦う未来もあったかもしれません。それほど、大神とは腐った泥の様な存在です。
    ルヴァイル達に全くの咎無しとはならないですし、仰るとおり、無知こそ罪でもあります。神として君臨する以上、知らずにいる事そのものが罪だったでしょう。
    でも、彼女らなりに償う意志を持って、今回は行動に踏み切りました。
    そして今の結果があります。
    大神の自己愛と欲望の詰まった最終兵器(何て凄い端的な言いよう!)、これを相手にどう立ち向かうのか、是非最後までお付き合い頂きたいと思います!