応援コメント

幕間 その1」への応援コメント

  • ごきげんよう、おお、ここで森軍の陽動作戦の描写が挟まれるのですね、さすがです海雀さま。
    この絶妙のバランス感覚が、嫌が応にも物語を盛り上げてくれますよね。
    海雀さまのストリーテリングの技法は本当に勉強になります、素敵です!
    森軍、待ちきれずに暴発、とならずにギリギリの線でミレイユさんを信頼して待ち続けていたのも、ヴァレネオさんの人徳があればこそ、なんでしょうね。
    ミレイユさん自ら魔術制御の手ほどきをしてもらって、下手したらタイミングを外して暴発する兵もいるんじゃないかしらと心配でしたが、テンションとモチベーションの根底にあるのがミレイユさんへの信頼感(信仰心?)ですからここまで制御し切れた、というのもあるのでしょうね。
    それにしてもテオくん、本当に真摯ですよね、でも今はミレイユさん頼りでもいいじゃないですか、最大の目標に王手をかける、そのためにも真っ直ぐ前を向いていてほしいと思います。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ここで別視点かぁ、と少し本筋展開をお待たせするのは心苦しいのですが、必要かと思って、こういう展開にしました。
    森軍の事なんて後回しでいいよ、と言われなくて安心しました!(笑)

    そうですね、暴発せずに済んだのは、一重に彼の内政能力といいますか、健気な説得と人徳の成せる業だと思います。
    そして仰るとおり、暴発せずにいられる最大の理由はミレイユへの信仰心なので、そこを裏切る真似は出来ない、というのが大きいです。

    テオは少し真面目過ぎるんですね。
    彼もまた重いものを背負って理想を追う若者なので、その責任を強く自覚している人でもあるのです。
    彼の事は深堀したかったのですが、大長編にさせたら完結できない、と思って端折ったんですよね……。
    いや、十分長編だろう、と思ったでしょう、おだ様!?
    でもこれ実は、第一部を削って第二部から始まったお話なのです。第一部には彼を深堀できるだけの内容もあるのですが……、全部書いたら終わらないと思ったから……。二百話ぐらいで終わるつもりだったから……。
    いきなり現世に帰還する、ちょっとおかしな展開は、その所為だったんです。