応援コメント

ギルド変容 その2」への応援コメント

  • ごきげんよう、イルヴィさん、もうとことん、根っからの戦闘人種ですよねぇ。
    ヘラジカさんを倒す、例えれば大地震と戦って勝つとか台風と戦って勝つ、みたいな、まるでお伽話、神話の伝説みたいな感じなんでしょうね、デイアートの人々にとって。スメラータさんの感覚が常識的で、それを頭から信じて自分もその高みに立ちたいと考えるイルヴィさんが常識外れ、みたいな。

    そうか、ギルド長が私利私欲で王国軍と癒着して冒険者を戦争に駆り出していた、そんなカバーストーリーを公表したんですね。
    冒険者さん達、よくギルド長追放処分で収めたな、と思います。
    アキラくんは冒険者に犠牲がこれ以上でないことを喜びつつも、王国兵の犠牲も抑えてほしかった、それは現代日本人にとっては常識的な思考ではありますが、ここでは政治の世界ですよね。
    冒険者が巻き込まれることと、王国軍が壊滅することでは社会情勢への影響が違うでしょうから。アキラくんの善人ぶりがあるからこその感想なんでしょうけれど。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    イルヴィは力こそ正義、を地で行く様な人ですからね。
    とはいえ、力に伴う責任や誇りというものも理解しているので、無闇に振るう事もないのですが。
    そうですね、反応としてはスメラータが最も常識的で、そして正しい反応です。台風や地震を体一つで鎮めるなんて、誰も考えないですからね。強さに対するストイックさがあるから、イルヴィはあんな反応ですけど、常識的反応はスメラータです(笑)

    はい、ここでは正確な事よりカバーストーリーで誤魔化す事にしました。
    あらゆる事を暴露すると、それこそ冒険者を巻き込む……というか、自ら巻き込まれに来そうなので、こういう対応になりました。
    冒険者は無法者集団みたいに見えますけど、でもギルドの掟は鉄の掟、みたいなところがあって、その掟に従って下された沙汰なので、穏便な形に収まった、という感じになってます。

    戦争被害については……、やっぱりアキラは現代人の現代っ子で、単純な善意でしかものが見れてないって部分がありますよね。
    まだ高校生という若い年齢で、政治についても理解が浅い頃合いなので、そういう感想になるのも已む無しかな、と……。