応援コメント

虎穴に入らずんば その6」への応援コメント

  • ごきげんよう、うん、ユミルお姉様、さすがです。
    お姉様の怒り、悲しみ、その大きさ、深さは、これまで遂に見せたことのなかった情動に突き動かされた行動や叫び、慟哭で充分に理解していますが、それでも最善を模索して、最後の一手の一つ手前の策を探して、考えることをやめない、諦めない、ユミルお姉様の真骨頂が、このエピソードで輝いたように思えます。
    ミレイユさんも冷静に、怒りを抑えて思考しているように見えて、でも結構望む方向に思考が引き摺られている様子ですよね、でも真贋の確認のしようがないこの状況、前回のオミカゲさまの次に繋ぐと言う保険を最優先に考えた手段こそがループを促進してしまった、それを基準に置くと、ここで一気に前回までのループの道を踏み外す博打が必要なんでしょう。
    この場面こそ、虎穴、と言うことなんでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ユミルは普段上手く隠していますが、その実、激情家なので、今回それがついに爆発してしまった、という感じです。
    それでも、常に最善を模索し、思考する事も出来る人です。
    その真骨頂と言って頂けて、身震いするほど嬉しいです! でも、その真骨頂といえるエピソードの残弾は、まだ残っているのでお楽しみに!(笑)

    実際、ミレイユは少し楽観的というか、自分の都合よく考えている部分ありますよね。でもそれは反対意見が来ると分かっているから、考えを整理する為に行っている部分もあるんです。都合の良い意見は、まずユミルが反対意見を述べてくるし、ルチアが二人と別意見を述べてくれたりするので。

    そして、そうなのです。
    ループを促進していたのは、繋ぐ事を優先したオミカゲ様と、代々のミレイユが原因とも言えます。ここに来て、それを捨て去るという助言に伸るか反るか、という場面がやって来ました。
    そうなのです、これがその虎穴の場面、ダブルミーニングとなっています!